雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

14歳/千原ジュニア

2008-01-24 | 小説
≪これは、ある14歳の物語。
 パジャマを着た少年の物語。
 僕自身の物語。
 僕はもう何ヶ月もパジャマ暮らし。
 パジャマの少年を不思議がる人たちの
 視線にも慣れている。≫

 
 と、いうことで、この本は千原ジュニア(浩史)14歳の頃、引きこもりだったときのお話だそうです。

 しかし、引きこもりといっても、今ほど度が過ぎてるような完全引きこもりや、何かから逃げるように引きこもってしまっているというのではなく、こんな状態になってしまった自分自身との闘いのための時間を持つため、といった引きこもりかたでしょうか?もしかするとそう言うのは引きこもりの人たちの詭弁なのかも知れないけれど・・・でも、なんとなくね、解かるっていうか、共感できる部分は多々あるなぁ、と、思った。
 それは自分が千原ジュニアと同い年ということもあるんだろうか?千原の14歳のときはオレも14歳だったし、でも、引きこもることはなかったけれど、やっぱり14歳って、もの凄い多感な時期だから、自分の周りで起こる全ての物事に関しての様々な考え、誘惑、裏切り、自分本位な不条理、そんなものに対して頭がついていかない、心がついていかない、頑ななまでに自分の殻をこさえて生きていた、そんな具合だった、と思う。

 まぁ、誰しも思い悩む時期ってのはあるでしょうからねー。今んなってみれば、あの凄まじいまでの葛藤はなんだったんだろう?みたいな?でも、そういう葛藤をしてきたからこそ、今こうして「にょほほーん」としていられるんだろうなぁ・・・って思ってるし、まぁ、結果オーライ!だな。

 で、この本を読んですごく感じたのは、「覚悟」ってヤツでしょうか。それは生きていくためであったり、何かを成し遂げるためであったり、誰かを想うことであつたり、色んな事での「覚悟」というのを、遅ればせながら教えられた思いです。きっとオレに足りないものは、そういう「覚悟」なんだろうなぁ・・・いや、他にも足りないものいっぱいあるんだけどさ、まずは、そう、「覚悟」ってヤツをしっかり身体に植えつける「覚悟」がオレには必要なんだと。

 ラストでお笑いを目指すことに決めた浩史の「覚悟」も「グッ」ときますが、何より、兄 靖史の弟をその道に引っ張り込んだ判断が、もの凄いと思います。残念な兄とか言われているけれども(笑


 作品自体は、小説風なのですが、なんか私小説とかエッセイとかって言うよりも、『詩』って感じが、しましたね。
 重いテーマなわりに、サクサク読めちゃいますよ。まぁ、千原ファンは読むがいいさ。
コメント (2)
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まだ続ける気か・・・たちつてと作文

2008-01-24 | 雑記
・・・勃った

・・・チンチン

・・・掴んで動かす

・・・手の上下運動が

・・・止まらない!



※あふぅっ!・・・・ハァ、ハァ、・・・と、止まりました。
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