雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

「どぴゅっ!」について

2008-06-03 | 雑記
 射精時の様子に用いられる音の表現に「どぴゅっ!」というのが一般的であるが、しかし、私もかれこれ二十年近く射精し続けているのだが今もって一度もそんな音を聞いた覚えはない。
 
 それは、私にそんな勢いがないのでは?だとか、今まで他人とは違ったオナニーの仕方をしているからでは?などでは決してなく、若かりし頃に勢いあまってぶっ飛んでイッたときも見た目は派手であったがそんな音はしなかったし、色々なオナニーを試みてはいるものの、結局はオーソドックスな己の右手に勝るモノはなし、おのずとプレーンでナチュラルなスタイルを好んで続けているのだ。

 そもそもこんな、「どぴゅっ!」などと景気のいい音が毎回するのではコッソリしようにもコッソリできないではないかっ!


 しかしながら、この「どぴゅっ!」であるが、その表現に頷けることも確かである。臨界点寸前のはち切れんばかりの亀頭の割れ目からジワジワと我慢汁が溢れ出し、裏スジからは海綿体の「も、もう、堪忍してください!後生です!堪忍してください!」と言わんばかりに漲る躍動感が右手に伝う。

 そして、限界。発射。

「どぴゅっ!」

 うむ、確かに、これ以上の表現があるだろうか?

 実際、こんな音などはしていない。そう、していないにもかかわらず、その様相はまさに、

「どぴゅっ!」

 なので、ある。

 最初にこの表現を用いた偉人は、一体誰なのであろうか?というか、一個人の表現などではなく、都市伝説的な感じで太古より語り継がれてきたのであろうか?


 そんな悠久に漂う表現の歴史に想いを馳せ、今夜も、そう、その耳には届かぬが、心の中で確かに息衝き、響き渡る、歴史に導かれ、歴史を導く、その音を、己の闇夜に轟かせようぞ!


 いざ!





「どろり・・・・・」



 あ、あらららら。。。。。。。
 
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静かな爆弾/吉田 修一

2008-06-03 | 小説
 ある日、公園で出会った耳の不自由な女性と付き合う男の話。

 と、簡単に言ってしまえばそれだけの話なんだけど、なんというか、それに付随して爆弾テロの話やらなんやらで、と、なんとなく、分かるような分からないような、それがまた、この話の本筋の耳の不自由な人とのコミュニケーションの分かりづらさ、というか、でも、言葉よりも伝わることとか、とにかく、分かるような分からないような・・・ちょっと難解なんだけど、単なる純愛小説としてでも読めるような・・・そんな、どうにも自分自身まとめようもないというか、まとめられないというか、要するに、分かるような分からないような、分からないほうが圧倒的、な感想です。

 とりあえず、『静かな爆弾』ってタイトルが凄い好きです。
コメント (2)
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