雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

エロい、体位に、チェンジ!(ETC)

2009-03-15 | 雑記
ETCを装備しようか、どうしようか、思案している。
そりゃ、装備すれば断然お得(地方の高速料金、上限1000円、とかでしょ?)なんだろうけど、言うても高速道路利用率、年に二、三回くらい……いや、でも、それくらいでも永い目で見ればお得なんだし、今月中に搭載しちゃえば助成金やらなんやらで安く手に入るし……って、いろいろ考えたりなんかしてて、友人の意見なんぞも聞いてみようと、

「ねぇねぇ、ETC付けるん?」

尋ねると、

「ナニ、それ?」

ふっ…オイオーイ、いまどきETCも知らねーのかよぉ(笑
まったくしょうがねーなー。
と、レクチャーし始めたところ、彼は直ぐさま、

「あー、ETCかー。秀、発音悪いからワカラン。ナニ?『えーてーしー』って?みたいな(笑 」

あ、まぁ、たしかに、どんだけ頑張っても、自分、「ディズニーランド」って言えないし(真剣に『デズニー』って言うから誰もツッコめない、むしろ憐れみの顔を向けられる)
でも『いーてぃーしー』くらいは言えてると思ってた……。

これで車屋さんに「ETC付けてくださーい」っていって、「は?なんですか?」とか言われた日にゃあ、マジ凹むだろーなぁ……。

と、いらんことも含めて、今なおETC装備について思案中である。
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とんび/重松 清

2009-03-15 | 小説
≪つらいときは、ここに帰ってくればいい。昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。≫

 これほど、泣きながら読んだ本は今までなかった。もう、大変。一話ごとに胸が熱くなり、鼻の奥が「ツン」っていうより「ズビー」ときて、活字がかすむ。

 ヤスさんの不器用だけれど真っ直ぐな家族愛。それをちゃんと受け止められるアキラの素直さ。そして二人を見守るたえ子さんや照雲、海雲和尚たちの厳しくも優しい想い。

 本当に、ヤスさんの周りはいい人ばかりで、いくら昭和だからってここまで人情味溢れてたら嘘くさいだろ!なんて無粋なツッコミでもしなければ、涙が止まらなくなる。止まらない、止められない、止めなくても、いい。もう、心底、この父子、そして美佐子さん含む家族と、仲間たちの温かく優しさに満ちた物語に呑まれればいい。呑まれた。呑み込まれた。完全に。

 久々の重松清長編作は、とびっきりの愛に溢れていた。

 今、思い出しながらも涙ぐんでしまってる。とにかくもう、どうしようもなく、重松清に「やられた」。
コメント (2)
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