夕方、仕事から帰ってきた妻が私の散髪してきた頭を見て「いい感じになったじゃなーい」みたいなことを言ってくれたのだが、「いや、これが実は大変だったのだよ」と、前の記事に書いた事情を話した。(YUI云々は抜きで)
すると妻は、
「何それ? そんなの、『もういいわっ!』って帰ってくればいいのに!」
いや、しかし。中途半端なザンギリ頭のオレが帰宅した家中に佇んでいたら、それはそれでオマエ、ヤバイだろ?
とりあえず、「いい感じ」になったんだから…と宥めすかすも、妻の怒りは収まらぬよう。
「そんなヤツ、客商売は絶対無理。いずれ他の客から文句言われるって! もう、そんなとこ、二度と行くなっ!」
確かに、今日は運勢が悪かった。そのせいかどうかは知れないが、嫌な目にも遭った。(他にも、ちょっと、あったのだ…)
それでも、一日の大半が過ぎた夕暮れに、僕のためにこんなに本気で怒ってくれる人と、いつも一緒にいたんだ。これからもいられるんだ。って感じた想いは、今日の冴えない一日を差っ引いても余りある、幸福感に充たしてくれたんだ。
すると妻は、
「何それ? そんなの、『もういいわっ!』って帰ってくればいいのに!」
いや、しかし。中途半端なザンギリ頭のオレが帰宅した家中に佇んでいたら、それはそれでオマエ、ヤバイだろ?
とりあえず、「いい感じ」になったんだから…と宥めすかすも、妻の怒りは収まらぬよう。
「そんなヤツ、客商売は絶対無理。いずれ他の客から文句言われるって! もう、そんなとこ、二度と行くなっ!」
確かに、今日は運勢が悪かった。そのせいかどうかは知れないが、嫌な目にも遭った。(他にも、ちょっと、あったのだ…)
それでも、一日の大半が過ぎた夕暮れに、僕のためにこんなに本気で怒ってくれる人と、いつも一緒にいたんだ。これからもいられるんだ。って感じた想いは、今日の冴えない一日を差っ引いても余りある、幸福感に充たしてくれたんだ。