雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

短気は損気、ですよ

2024-10-09 | 雑記
気が短いほうか、長いほうかと問われれば、このところめっきり長くなったと思っている。
これも歳を重ねたおかげだろう、めったやたらと反抗はしないし、些末なことで目くじら立てるほどの元気もなくなってきている。
とにかく望むのは穏やかな毎日を過ごすことだ。
だのに、タイミングが悪いというか、めぐり合わせが悪いというのか、どうにも許せない人間と遭遇してしまう。
今日、そういうことがあったのだけれど、ほんの少しの嚙み合わせで、諍いが起こる。
しかしこちらとしてはどう見ても非がない、と思ってしまうので、ガンガン詰め寄ってしまう。
困ったことに相手も不遜な態度をとるものだから、こちらも熱を増してしまう。
本当に、こんな不毛なやりとりは出来ればしたくないし、仕事中だし、とりあえず言うこと言ったしもういいや、って無視したのだけれど、なんだかそこから自己嫌悪モードに入って鬱々としていた。
ほんとうに、些細なことなのに、相手の態度が気に食わない、それが引き金となって罵倒する。
全然、気が長くなっていないではないか。いやでも明らかに悪いのは向こうで、それを正さないのも違うんじゃないか?
などと、頭が痛くなるくらい散々思いめぐらしていたら、しばらく経ってからその相手が謝ってきた。
そうなるとこちらもいい大人なので、いやいやこちらも言い過ぎた、みたいなことを言って、なんだか和解していた。
その場はお互い熱くなっていて自分のことしか頭にないが、一旦冷静になれば、自分の間違いや愚かさも見えてくる。
とにかく瞬発的に怒鳴るのは、自分のいちばん治さなくてはいけないところである。
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