雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ブランケット・キャッツ/重松 清

2008-03-06 | 小説
 二泊三日の『レンタル猫』を借りる人々の日常や人生での想いを、いつもの重松節で描いてゆく、七つの短編物語。

 本当に、重松清の王道(家族やらいじめやらリストラやらなんやかや・・・)に『レンタル猫』というテイストを加えた、相変わらずの一冊です。いや、いい意味で。

 実際、前作『永遠を旅する者~』はかなり疲れる作品であっただけに、今回はとてもリラックスして読めました。
 これは、まだ重松清を読んだことない人にも入門編としてオススメできますねぇ。
 えぇ、大体重松作品、八割方こんなもんですから。いや、いい意味で。

 きっと、一生このスタンスは変わらずに書き続けるんだろうなぁ・・・書き続けて、ほしいです。

 それにしても、重松、新刊出るペース早いんだけど(笑)どんだけ仕事こなしてんだよ!って思っちゃいます。

 まぁ、嬉しいんだけどさ☆
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 斉藤和義 LIVE TOUR 2008 ~... | トップ | ぶぇっ、くしゃーい! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (藍色)
2008-11-25 02:10:29
こんばんは。
この短さと読みやすさ、入門編には最適かもしれませんね。
猫たちが賢くて可愛かったです。
返信する
こんばんは♪ ()
2008-11-26 23:07:00
他にも重松入門編にオススメしたいものはたくさんあるんですけどね、これだと猫の存在でわりとほのぼのと読めるのではないかな?と。でも、その裏側にある色々な問題も心に響くぞ、みたいな?

私が最初に読んだ重松作品は『疾走』でした。もうそれからは彼の虜です♪
返信する

コメントを投稿

小説」カテゴリの最新記事