雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

7月24日通り/吉田 修一

2008-05-01 | 小説
≪普通の女には、平凡な未来しかないのかな? でも、一度くらいはドラマみたいな恋をしてみたい-。間違ってもいいから、この恋を選ぶ。そう思ったこと、ありませんか? 「東京湾景」の著者がおくる長編ラブストーリー。≫

 ってね、まぁ、恋愛小説ですわ。一応、吉田修一だし、そんなにつまんないワケではないんだけど、でもたぶん、吉田修一だからこそ、そんなに盛り上がりがあるワケでもなく、かといって淡々と進んでいくワケでもなく、それなりのドラマはあるんだけれど、まぁ、でも、ありきたりなようでありきたりではない恋愛小説でしたわ。

 つーかね、コレ映画になってるでしょ?『7月24日通りのクリスマス』だったっけ?大沢たかおと中谷美紀が出てるやつ。これね、もし原作どおりだったら、かなりつまんない映画んなるだろうなーと思った。きっとかなりのアレンジが施されてるんだろうと思うけど、読む前も特にその映画を観たいとは思わなかったけれど、原作読んで、うん、やっぱ観なくていいやー、ってなった。

 でもこの本、わりと絶賛されてんだよなぁ?やっぱ、人それぞれですね。
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