雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

狐火の家/貴志 祐介

2009-02-09 | 小説
『硝子のハンマー』の弁護士「青砥純子」&防犯探偵「榎本 径」コンビが活躍する四つの密室短編集。

 どうなんだろ?なんか、密室になる必然性は前よりはあるような気がするんだけど、どうも密室にこだわりすぎて犯人の意外性や動機などが、いまひとつ弱い気がした。でも、短編ならこんなものか?そして密室じゃなきゃこの二人が出る幕はないものな。

 本格ミステリというより、かなりユーモアに走ってしまっているんだけど、四話目の【犬のみぞ知る Dog knows】がいちばん良かったかな。

 でも、密室にこだわる姿勢はいいよね。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 理由のような理由じゃないような | トップ | 今日は »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小説」カテゴリの最新記事