<オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補習の連続、進路は何一つ決まらない「ぐだぐだ」の日常を支えるのは、パンクロックだった!超低空飛行とにかくイケてない、でも振り返ってみればいとおしい日々・・・青春小説の新スタンダード、ここに誕生!>
とか、帯に書いてあります。
まぁ、だから、内容は、周りのみんなは進路や将来のことを考え始めて、それなりの行動を起こしているのに、自分は何をしていいのかワカラナイ?っていうか、考えねば、やらねば、と思うのだけど、やっぱりぐだぐだと大好きな音楽を聴いたりしてしまって、なかなか前に進めない。そんな思春期特有の葛藤を数多くの登場人物とのエピソードによって浮き彫りにしていく。そんなカンジのよくある青春小説なのだが、オモシロいのは、アザミの性格。そして友人のチユキの性格。
ちょっと思ったのは、かなり大胆な性格のチユキを主人公にしてもよかったろうなぁ、と。でも、そしたら、たぶん、ありきたりな青春小説になってたなぁ、とも。
だから、まったく主人公らしからぬアザミが抜擢された、というか、作者の津村さん自体がアザミに近いからだろうけど。
あまり暑苦しい話ではないのだけれど、ぐだぐたしながらも何かを掴もう、何かを見よう、としているアザミにはやっぱり「グッ」と心を揺さぶられるモノがあります。
17歳から18歳にかけてなんて、ホント、なにがなにやら微妙なお年頃で、解かってるような解かってないような、得体の知れない焦燥感に追い立てられてるかと思えば、友達らとすんげぇ笑っていたり、とにかく、よく悩み、よく遊び、よく笑ってた頃だったよなぁ、と感慨深くなっておりましたとさ。
とか、帯に書いてあります。
まぁ、だから、内容は、周りのみんなは進路や将来のことを考え始めて、それなりの行動を起こしているのに、自分は何をしていいのかワカラナイ?っていうか、考えねば、やらねば、と思うのだけど、やっぱりぐだぐだと大好きな音楽を聴いたりしてしまって、なかなか前に進めない。そんな思春期特有の葛藤を数多くの登場人物とのエピソードによって浮き彫りにしていく。そんなカンジのよくある青春小説なのだが、オモシロいのは、アザミの性格。そして友人のチユキの性格。
ちょっと思ったのは、かなり大胆な性格のチユキを主人公にしてもよかったろうなぁ、と。でも、そしたら、たぶん、ありきたりな青春小説になってたなぁ、とも。
だから、まったく主人公らしからぬアザミが抜擢された、というか、作者の津村さん自体がアザミに近いからだろうけど。
あまり暑苦しい話ではないのだけれど、ぐだぐたしながらも何かを掴もう、何かを見よう、としているアザミにはやっぱり「グッ」と心を揺さぶられるモノがあります。
17歳から18歳にかけてなんて、ホント、なにがなにやら微妙なお年頃で、解かってるような解かってないような、得体の知れない焦燥感に追い立てられてるかと思えば、友達らとすんげぇ笑っていたり、とにかく、よく悩み、よく遊び、よく笑ってた頃だったよなぁ、と感慨深くなっておりましたとさ。
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