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雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

送り火

2007-10-03 | 小説
 重松清著『送り火』

 なんとなく、ホラーチックな一冊です。でも、ホラーチックと言っても、そこはやはり重松、泣かせます。もう、無理やり泣き所に持っていっている感じもしますが、いいんです、だって、それが重松清なんだから。

 今回も相変わらず『家族』がテーマですね。「親子」「夫婦」それらを毎度おなじみの重松節によって描いた九編の短編が揃っております。

 いいかげん、飽きてもいいころだと自分でも思うのですが、全く飽きることなく読んでしまうのは、重松マジックだろうか?と、いうか、『家族』っていうのはやはり人類普遍のテーマだからだろうか?

 まぁ、百組の家族があれば百通りのドラマがある、ということなのでしょうね。

 とにかくコレも傑作ですよ。

 それにしても傑作、多過ぎだな、重松(オレ主観で。。。
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