雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

エスケイプ/アブセント/絲山 秋子

2009-07-25 | 小説
 行間スカスカなのに奥が深い文章ってのが自分の理想。

 その理想をこの作者は見事体現している。

「ひとそれぞれ」「ないものねだり」なんだろうけど、惚れ惚れとするくらいスカスカだ。本も薄いし。それでもそこには、絲山秋子でなければ描けない世界観や寓話が満ちている。

 まぁ主人公が40歳のアカでホモの男って時点でイトヤマ色だ。
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