荻原浩氏の短編連作小説です。
千年もの間、生き続けているくすの木を物語の中心に置き、それらに取巻き、関わる、様々な時代の人間模様を辛辣に、ときにユーモアを交えつつ描き出しております。
それにしても、荻原氏って軽快なのに重厚な文章で、人間の愚かさや汚さをしっかりと書いているんで、とても好感が持てます。もちろん、人間の素晴らしさもしっかり描いています。で、読みながらそういうことを思っていたら、ふと、『手塚治虫』先生が浮かんできました。なんか、そんなカンジなんでしょうね。この作品自体、なんとなく『火の鳥』を彷彿とさせるようなさせないような?永遠の命とかではなくて、違う時代の人間が「くすの木」を中心にリンクしているところとか、そういうところが『火の鳥』っぽかったなぁ・・・と。
そういうことで、短編なんですが、話は繋がっていたり続いていたり、なので順番に読むことをオススメします。でも、まぁ、たいがい短編集でもみんな順番に読むよな。
自然との共存とか、自然保護とか、そんなお為ごかしな内容ではないところが、また好いのです。
千年もの間、生き続けているくすの木を物語の中心に置き、それらに取巻き、関わる、様々な時代の人間模様を辛辣に、ときにユーモアを交えつつ描き出しております。
それにしても、荻原氏って軽快なのに重厚な文章で、人間の愚かさや汚さをしっかりと書いているんで、とても好感が持てます。もちろん、人間の素晴らしさもしっかり描いています。で、読みながらそういうことを思っていたら、ふと、『手塚治虫』先生が浮かんできました。なんか、そんなカンジなんでしょうね。この作品自体、なんとなく『火の鳥』を彷彿とさせるようなさせないような?永遠の命とかではなくて、違う時代の人間が「くすの木」を中心にリンクしているところとか、そういうところが『火の鳥』っぽかったなぁ・・・と。
そういうことで、短編なんですが、話は繋がっていたり続いていたり、なので順番に読むことをオススメします。でも、まぁ、たいがい短編集でもみんな順番に読むよな。
自然との共存とか、自然保護とか、そんなお為ごかしな内容ではないところが、また好いのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます