雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

れりぴー

2006-02-07 | 雑記
 以前コンビニでアルバイトしていた時の話。
 深夜、店長と二人でお弁当を並べていると横から「れりぴー、れりぴー」と呪文のような言葉が聞こえてきた。ふと見ると店長が機嫌良さそうに呟いている。私は不審を感じながらもお弁当を並べ続けていた。しばらくして、もしや!と思い
「もしかして、レット・イット・ビー、ですか?」と訊いた。すると店長、
「ありゃぁ、れっといっとびーっちゅうんかぁ、わっしゃあ、ずーっと、『れりぴー』やとおもっとった」と事もなげに言う。
 まぁ、なすがままに、だ。
 それ以来、私はかの名曲『LET IT BE』を聴くたび、「れりぴー、れりぴー」と連呼していた、人の良い店長のことを思い出す。
 あの人とはよく酒を呑んだ。今でも元気だろうか?きっと元気だろう。今もどこかで「れりぴー、れりぴー」と、機嫌良く唄っていることであろう。
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