子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

子供を亡くした人に寄り添う時

2011-04-22 08:43:46 | 日記
この震災で子供を亡くされた方がたくさんいらっしゃいます。

思うに、子供を亡くすということはいろいろなストレスの中で最大のことではないでしょうか。
その日から全く景色が変わってしまうし、何かをやろうという気力も失います。
何とか生きている状態です。

そんな時はこころがものすごく敏感になっていますから、安易な言葉をかけることは悲しみに追い討ちをかけてしまいます。

参考までに、どんな心理状態になるかを書いてみます(人それぞれではありますが・・)

最初は他の子どもが普通にそこにいるだけで、見るだけでストレスに感じます。
何で他の子どもではなくて自分の子供だったんだろうと思います。

「いつまでも悲しんでいると○○ちゃんが悲しむよ、元気出さないと」この言葉はタブーです。
世間では3年くらいがメドと思うのか、3年経った頃からこの言葉が多くなるのですが、本人は一年目は何が何だか分からない、受け入れられない状態で、3年目ごろからヒシヒシと子供のいないむなしさを感じ始めるのですから。
7年半経った今でもこの言葉は聞きたくない言葉です。

立ち直れる年月もひとそれぞれです。何年たったからとは言えません。
悲しみ自体はなくなることはないかも知れません。
悲しみと付き合うのが上手になるだけかもしれません。
本人も早く立ち直らなければと思っている時に、早く立ち直れと言われることはものすごくストレスになります。案外身内の人に言われることが多いです。

年月が浅い頃は他の子供の話を聞くのもストレスになるので、自分の子供の話はしないで、聞いてあげる立場をとるといいと思います。

兄弟がいる場合、まだ二人いるからとか、他に子供がいて良かったねとかいう言葉もタブーです。何人こどもがいても、その子供はたった一人の子供ですから。

人と合いたくない時もあるので、そういう雰囲気の時はそぅっとしておいてあげることも大切です。

ひたすら話に耳を傾けてあげることが一番かも知れません。
自分には理解できないことを話しているとしても、その方の真実ですから、そうなのねと聞いてあげることが大切と思います。
さりげなくそこにいてくれる、そういう存在の方はありがたいですね~


子供を亡くした親の会もありますから、そういう会に出ることも同じ体験を共有できるので心が癒されます。私はまだそういう会に参加したことはないのですが、子供を亡くした人と話すときはホッとします。

被災地では悲しむ場所もないのかも知れません。
自分だけ悲しんでいてはいけないと感じているかも知れません。
少しでも心癒されるひとときがもてますように(祈)