雀が死んだ

　朝、雀が死んでいた。餌を一口、二口しか食べなかったので当然だろう。昔なら屋根に上がって巣に返せたと思うが、体が思うように動かない上に眩暈もある今となってはとてもできない。手を出さずになるがままにしておくのがよかったかもしれない。魚が数匹埋まっているモミジの下に埋めた。

　神戸の従妹が、およそ５０年ぶりに来てくれた。遠路を恐縮していると、既に他界している彼女の両親の墓参に毎月徳島に来ているらしい。私は墓まで徒歩５分だが、月１の墓参ができるだろうか。毎回運転するご主人の真似は到底できない。ちなみに婚家はお寺ではあるが。

　桃が鶏の卵ほどになった。

　ちょっといい匂いもする。

　マメスナが徐々に消えていく。

　何かが食べているのかと思い、夜中に観察したがそれはなさそうだ。個々の株毎に寿命が来ているのかも知れない、という素人の推論。