エンジンのヘッド部分からの水漏れ原因を調べるためヨットへ行った。
非力をふるってシリンダヘッドの締付ナットを緩めたが、船体との間隙が狭く、ヘッドを取り外す事ができなかった。エンジン全体を持ち上げなければ外せない。そもそもヘッドだけを取り外すことは想定されていないのだろう。
作業中に、明日退院すると母から電話が来た。せめて連休中は病院にいてくれる方が安心なんだが。
疲れて帰ると、疲れを知らないテッポウエビがまた大工事をしていた。
サンゴが埋まっていたので救出した。
きのうは早寝したのに、ちょっと横になったら半時間ほど寝入ってしまった。体内時計に半時間目覚ましがセットされているようだ。
きのうは雨のためにカモミールがあまり摘めなかったうえに、きょうは小降りになる気配もないので合羽を着て摘んだ。
「ようやる」と独り苦笑していると宅急便が来た。
きのう注文したオモチャがもう届いた。伸縮するコーヒーミル。ケースの高さ１５センチ。
ミル本体は伸ばして１６センチ。
収納サイズを詰めるために穴を開けている。
ハンドルが外れないように切り込みがある。
こんなちょっとした小細工がいい。
目盛を真ん中にして試し挽きした。
朝使ったコマンダンテのミルよりも粒が揃っている気がする。
家の外はどこにウイルスが潜んでいるか分からないので、なるべく出歩かずメロンやスイカやサンゴの心配をして「平和な日」を送っている。
ギター合奏の練習もしなくてはいけないが、だいたい気が乗らない。そんな時は、無理矢理にでも始めるとそのうち脳がその気になってくる、と脳科学者が言っていた。分かる、私の場合は５分続けられたら半時間以上持つ。問題はスイッチが入るかどうかだ。
午後、くずし字のスイッチが入ったので「KuLA」というスマホアプリの「新刃銘尽後集」と「徒然草」を読んだ。そもそも「あらみめいづくしこうしゅう」が読めない。
珍しく病院の母からの呼び出しがなく、買い物にも出なかったので、誰とも話す事なく一日が終わりかけた夕方、お隣がテイクアウトの饂飩を持ってきてくれた。"ごぼ天うどん" のうまい店である。買い過ぎたと言っていたが、わざわざ買ってくれたかと思う。貰ってばかり。
あしたも一日中雨らしい。ジョギングも土いじりもできないだろう、くずし字は今日やった、鉛細工には興味がない。ギターのスイッチを押せれば良いのだが。
リンゴのチップがあったので、一夜干しにしたチリのサーモンを燻製にした。
チップは加熱する必要があるので、カセットコンロに載せた。ウッドの方がやりやすい。
コンロの火を極々弱火にしても温度が高くなるので、溶けてしまいそうなチーズは入れずに、３０分ほどで終了した。
香りが少々物足りなかった。もっと燻しても良かったが、そうすると身が固くなるので、まあ良しとした。
ウッドを調達しておこう。
明日は雨らしいので午後は芝を刈った。早めに刈ると楽に終われる。
スイカとコロタンが不調。
スイカは病気らしい、コロタンが萎れているのは、水遣りは十分なので今日の北風が原因か。
テッポウエビに埋められてしまいそうなサンゴを移植するため、手頃な石に穴を開けようとしたが全部割れてしまった。
この前の経験からゆっくりゆっくりドリルを送ったが駄目だった。刃先が鈍っているのかも知れない。仕方なく、煉瓦の欠片を使った。水槽に置くと直ぐにポリプを出した。
テッポウエビに半分埋められていたマメスナは位置をやや高くした。色が褪せていたサンゴは、照明の真下に移したら直ぐに褐色を帯びてきた。どれだけ光に敏感なのか。
「もっと光を！」と、臨終のゲーテが最期に言ったとか言わなかったとか。真相は、部屋が暗かったから明るくしてくれと要求したことのようだ。真偽はどうでも、ゲーテらしく纏まっていて面白い話である。
サンゴは確かに叫んでいる。
