旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

ベルゲン-ベルゼン(強制収容所の跡) Bergen-Belsen

2024-02-17 19:47:21 | 
 ドイツ、ハノーファーから北東65キロの場所に存在した。『アンネの日記』を書いたユダヤ人少女アンネ・フランクが命を落とした収容所として知られる。『ウィキペディア』より引用
 その昔記録映画で収容所に終戦末期チフスが流行し痩せて骸骨のようになった躯をブルトーザーで穴にを埋めている映像を見ました。その後写真の様な
塚になって埋葬されている、いくつもの塚がありそれぞれ塚には何千人との表示があった。


 その中に一つの碑文を見つけた。
 friederike and johann felix robert oppenheimer
erected in memory by their children paul.rudi and eve
who survived in bergen-belsen
碑文: フリーデリケとヨハン・フェリックス・ロバート・オッペンハイマー。ベルゲン・ベルゼンで生き残った彼らの子供たち、ポール、ルディ、イブによって建てられました。 1.2.44 ~ 10.4.45

 J・ロバート・オッペンハイマー(Julius Robert Oppenheimer)は、アメリカ合衆国の理論物理学者。理論物理学の広範な領域にわたって大きな業績を上げた。特に第二次世界大戦中のロスアラモス国立研究所の初代所長としてマンハッタン計画を主導し、卓抜なリーダーシップで原子爆弾開発の指導者的役割を果たしたため、「原爆の父」として知られる。『ウィキペディア』より引用、
 その碑に私は「あんたも人殺しや」と言っておいた。25年も前の事。
先日見た映画館で「オッペンハイマー」の予告があった。映画は2024アカデミー賞を7部門も受賞した。

 現在イスラエルはガザを攻めてパレスチナ人を殺している。2000年も昔ユダヤ人がパレスチナで住んでいる人たちを根絶やしにしてイスラエル国を建国した。その後エジプトに負けてユダヤ人は世界に散った。
 歴史は繰り返す、今 住んでいた人たちを殺し追い出して自分たちの国を作ろうとしている。映像で泣いているパレスチナの子供たちの姿を見ると、このままでは済まないと思える。

 イスラエルはアメリカの支援を受けている。アメリカのヘゲモニーは何時まで続く? きっと永遠ではない。スペイン・オランダ・イギリスそしてアメリカ。その前の大帝国もいつまでも持たなかった。
イスラエルも今がピークだろう、

諸行無常 盛者必衰の理 奢れるものは久しからず次の2000年後はどうなっているか。知りたいが見る事は叶わない。

収容所の入り口付近 構内

記念館入り口 記念の塔が見える



記念館表示



オイサン達の連句 夫ッと 楽しく続けています。

2024-02-07 19:55:54 | 連句でコミュ力 UP
芸術性は参加者の能力の問題もあり―優れたものは優れた人にお任せして。。
後の時代に残す        ―何ンデ残すの?
     連句を面白くやっているのを知ってほしい。
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夫ッと歌仙「白波」 20240207終了    

発句三冬  白波や迫る地の音冬の底    二神
 脇晩冬   粉雪舞いて行く先見えず   山路
第三 雑  お浚ひの仮名の一文字淡墨に  白石
 四 雑   源泉票に「ああ」と溜息   二神
 五三秋月 弦月に飲めばブギウギ口ずさみ 山路
 六 晩秋  夢楽しまん菊枕して     白石

 一晩秋  小市民松茸飯は幾久し     二神
 二 雑   憂さを晴らして歌え「舟唄」  山路
 三雑恋  CAの手振りに応ふ老いの恋  白石
 四雑恋   日焼けと言って色を誤魔化す 二神
 五 雑  歯がゆさの先にらつく別れ道  山路
 六 雑   過疎地の地震公助十日目   白石
 七三夏月 思いやる蓼にも月の明かりして 二神
 八晩夏   納涼船は音なく去りぬ    山路
 九 雑  供え物金と女か令和の世    白石 
 十 雑   越後屋さんは大街道に    二神
十一晩春花 世知辛き長屋の花見幸多し   山路
十二晩春   老いゆえ早し鹿の角落つ   白石
名残の表
 一三春  得意顔縮緬雑魚にカニ見つけ   二神
 二 雑   一茶が願う家族の絆     山路
 三 雑  厄災の皆の丹田底力      白石
 四 雑   旅の思い出黒い家並みに   二神
 五晩冬  石鎚に神が宿りし厳冬期    山路
 六晩冬   探梅行けば誰そ彼はに    白石
 七雑恋  美女ばかり目を細めれば抓られて  二神
 八雑恋   恋の地獄に身を捩(よじ)りおり 山路
 九 雑  能登の地の天壌無窮朝日差し    白石
 十 雑   明日は我が身と米水持って   二神
十一仲秋  名月に谷閒の家も灯りあり    山路
十二三秋   落暉泰然秋潮静か       白石
名残の裏
 一三秋  一にらみ雲に届けとモズの声   二神
 二仲雑    竹伐る人の軽き足どり     山路
 三 雑   紛失の帽子ひょっこり現れて   白石
 四初春   春が始まり今日から霞     二神
 五晩春  汽車の旅花かき分けて走り行き  山路
挙句晩春   夢か現か遠い逃げ水      白石



「ハニー句会」 2024年「初句会」二月例会

2024-02-03 15:00:59 | お仲間たちと

田高田山人
落第の報告倍率をつけ加へ
うまごやしあれどうしごやしなきはなぜ
今月は閏の月でお徳感

吉川正紀子
保護色は身を守る術蕗の薹(ふきのとう)
みいーつけたかくれんぼする藪椿
擬人化で描く落ち椿の嘆き

二神重則
池の端の菜花小さな春便り
西の陽に芒キラキラクリスタル 
なき人のまたねのままの寒さかな

玉乃井 永*
役立たず吾子に蹴られし羽蒲団
昼下がりどこでもドアの日向ぼこ
片栗の花とのけ反りイナバウア

門屋定
春近し椿神社も伊予路にも
句会出て批評は滑稽春隣り
水仙は風の当たらぬ高さかな

新井文子
旅立ちの鼓動を乗せて春来る
早春の光の中に影二つ
気合い入れ四温日和に洗車する

長井知則
春浅し土手の散歩のそぞ歩き
薄氷(うすらい)の下で金魚のひれ動く
想い出も巡り巡って冴返る







こんな連句をしたい。

2024-01-31 11:19:24 | 連句でコミュ力 UP
おっさん3人の歌仙は3回目となりました。上手くなってんのかどうなのか。

 今を時めくAIでは、言葉の続きを推し量り限りなく沢山の言葉から最適解を見つけるとか。最適性や芸術性を求めるなら、人間の勘に頼る作り方よりAIの方が向いている。それは目の前に来ている。難しい碁でも最早人間は敵わない。

 人間が作るから面白い、その人らしさ・最適解でない予想外・面白い間違い・・・人間らしさのおおらかさの連句、限りなく自分に優しい連句なんて。いいね!

 式目重視・幻術性志向の連句はAIに任せて、オッサンたちの限りなく自分に優しくくメンバーにも。作者の心を生かしたものを目指して。
「雪月花(漢字より仮名が良いかも)の時君を想う、如月の望月の桜、こんなん使いたいのに、だが季語がひかかるから式目連句ではダメです。
照りもせず曇りもはてぬとくればみんな知ってる朧月夜だが、照りもせず曇りも果てぬだけでも春の時期にしたい。
とにかく作者の心を重く見た連句をしたい。



「ハニー句会」 2024年「初句会」一月例会

2024-01-06 14:49:21 | お仲間たちと
初句会を全員揃ってできました。めでたし。



高尾田山人
えいやあともろ手差し込み寒の水
掌で独楽を回せばこそばゆし
羽に届くか肩車された手が

新井文子
灯油売りメロディ聞きて冬菜煮る
戸が軋む滑り込む風冬の朝
年重ね姉妹仲良く椅子炬燵

吉川正紀子
初句会思いそれぞれ初句会
偽の門松正体はプラスチック
春めきしもの庭の木々その陰に

二神重則
冬の日の雀飛び来て影長し
初雪の掌(てのひら)避けて落ちにけり
小春日の塔が動くよ雲の端

長井知則
初雑煮数える餅も2個2個や
暖冬や蚊が飛ぶ闇の除夜の鐘
喜寿を過ぎ米寿を目指す初日の出

玉乃井永
足裏を道着の裾へ初稽古
雪の酸ケ湯(すがゆ)混浴の千人風呂
初日の出心身リセット深呼吸

門屋定
山門の石段高い初詣
一月の幹の冷たい百日紅
新年の目標達成の八十歳

2月10日の愛媛新聞。




「夫ッと連句会」2023年を終えて

2023-12-17 11:46:51 | 連句でコミュ力 UP
「夫ッと連句会」
 昨年より始めました連句会、名前の通りオットット、始めたばかりのオットット、
おぼつかない夫ばかりの連句会。
先ずは、縛りの少ない十二調から始めました。5回程度終わり、前回初めて歌仙に挑戦しました。
半歌仙は短くて良いと言われたが、内容が詰まりすぎて窮屈だと判断しまして、実力を顧みず歌仙に。

難しい事は抜きでインターネットから取り込んだマニュアルに沿って。
芸術性・・・・とんでもない。及びもつかぬこと。望めど届かぬ夢の夢。
面白さを追求して。
次回三人が合う時には、分からない付けを追及するというスケジュールで。ま、その折が楽しみです。

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-----------歌仙「古人と」の巻---------------

発句) 海霧や古人と時しばし      二神  三秋  
脇    鰡跳んでをり潮入りの波止   白石  三秋
第三  巨匠描く秋海棠似の友が来て   山路  初秋
四    ガーデニングを孫と写真に   二神   雑
五   時々は白樫爆ぜて暖炉の火    白石  三冬
六    柚子湯に浸かり洗う心根    山路  仲冬

一   明日からは北アルプスの過疎路線 二神   雑
二    名刹行けば弥勒微笑む     白石   雑
三   あの渡し乗れば待ち人有りの街  山路 恋 雑
四    主にもらった半襟付ける    二神 恋 雑
五   手水舎の柄杓に手と手重なりて  白石 恋 雑
六    四国の高嶺キリリと蒼く    山路   雑
七   月見ればヘアドネーション首寒し 二神 月 三冬
八    子の帰り待つ重ね着の母    白石   三冬
九   五億年経ってひょっこり尋ね人  山路   雑
十    名乗り上げたる破傷風菌    二神   雑
十一  うつし世にひかり一灯初桜    白石 花 仲春
十二   麗月眺め明日を語りぬ     山路 月 仲春
名残表
一   吠えた夜の春暁皆に値千金    二神   三春
二    パーティ券の純利がっぽり   白石   雑
三   ニコライの鐘を聞きつつ下る坂  山路   雑
四    梅雨に昔の傷が疼くよ     二神   仲夏
五   ストローの一方に紅ソーダ水   白石   夏恋
六    山椒魚の募りし想い      山路   雑恋
七   お別れのこの盃を受けてくれ   二神   雑恋
八     地球沸騰なんぞ言はれて    白石   雑
九    愛すべき道後レビューは今昔   山路   雑
十    水族館は夢のまた夢      二神   雑
十一  良寛と子等の心根秋の月     白石 月 三秋
十二   清しき朝に桐一葉落つ     山路   三秋
名残裏
一   松茸の焼いた香りに心急く    二神   晩秋
二    旅人ならば美酒も忘れず    山路   雑
三   少子化に長子跡取る由もなし   白石   雑
四    舫を解いて東風吹くを待つ   二神   三春
五   見下ろせば堀にたゆとう花筏   山路 花 晩春
挙句   風うららかに山のたをやか   白石   三春


2023.0915~1217 文韻



「ハニー句会」 2023年十二月例会

2023-12-09 17:42:24 | お仲間たちと
「ハニー句会」の概要
 名前の由来 師匠の八木健さんと世話役の二神と会員の一同を合わせた「八木健二神会」でしたが一同が無いので「821の会」と考えましたが、しっくりこないので縦書きにしても良い「ハニー」にしました。
自分にも他人の句にも甘いところです。
 参加者は主に高齢男性、句会には珍しい構成です。

今月の句会の結果


玉乃井 永
冬ざれや廃線危機に揺れる町
縄跳びやお腹ダプンと波を打つ
冬の朝ため息白し宝くじ

二神重則
冬時雨三味は親子の離れ歌
暖かし仏に掛けた紅帽子
白波の迫る地の音冬の底

新井文子
足取りも軽く五千歩小春空
陽を集め今夜ぐっすり布団干す
ぐい呑みに二杯ばかりの夢寝酒

門屋定
竿垂れる重さじわじわ吊るし柿
生け花に実千両だけの物足りさ
真夜中に雨戸を叩く時雨かな

長井知則
昼飯は蕎麦湯で〆の満腹感
風邪ひくと亡母(はは)の味似せ玉子酒
寝たっきりの義母の動きは冬の蠅

吉川正紀子
忘年会芯から酔えぬ幹事役
湯けむりと風と遊ぶや冬の空
敗残の兵の如くに枯れ蓮田

高尾田山人
催眠術を誰がかけたか山眠る
白息を吐く邪魔となるマスクかな
火の番に寒さ知らずといふオトク





愛媛県障がい者雇用創出事業

2023-11-23 18:54:03 | 日記
 この歳で・・・今までの経験が役に立つのかなと思いながらお手伝いをしています。また、障がい者の親の会の方々にも良い情報を届けられるかなとも思いながら。

企業の雇用率が来年度から変わり、算定方法の変更もあります。

 昨日とある企業さんへまいりました折、愛媛県には雇用された在宅の人が居ないとテレワークを使った在宅就労のお話がありました。
確かに具体的な良い例があると企業さんもイメージが沸きやすいと思いました。
 スキルや能力のある人は既に働いている現状から新しい人を見つけるのは、求人をしている企業の方のお話を伺いながら大変だなと感じました。

次の雇用者として
 重度障がい者のテレワークでの雇用には、在宅者のパックを支援する団体の育成が必要。
 精神障がい者の働きやすい環境や、急がないで安定するまで待っての就労など。

その様に感じました。



越後、雁木の町「高田」へ 瞽女ミュージアムへ

2023-11-13 11:34:45 | 
 変わったデザインの駅を降りると周りは雁木で囲われて、


案内所では雨の中だから濡れないで行けるところを中心に教えてもらいました。

 メインストリートはずっと近代的な雁木

  古い町筋のところは昔の面影を残している。

今回の旅は瞽女ミュージアムだったので、雁木を通り殆ど濡れないで行けました。


 「瞽女ミュージアム」
 町屋がそのままミュージアムに。案内のお姉さんは次々と来られるお客さんにその人に合わせた対応をされていました。すげえベテラン。

 私は説教節に興味があること。参加していた障がい者就労のNPOの設立は盲学校の先生方だと話しました。興味を持っていただいた様子で来年障害者支援のイベントがあることを装具関係の写真が掲載されたパンフレットを見せてもらいました。
 最初に、以前見たことがあるドキュメント映像を見せてもらいました。ほとんど覚えていないが出雲崎あたりの冬の景色が出てその記憶がうっすらと残っている。ビデオでの聞かせどころの山椒大夫、直江津の親子の別れの所だと説明が出るがほとんど何を話しているのか分からない。

 チラシの中の瞽女さんの演目に愛護の若・信太妻伝説・俊徳丸などがあり、なるほど幼くして預けられた自身の経験から親子の別れが語りやすかったのかと。これらは説教節からの流れが多いとか。親方から弟子へと口伝で伝えてきた。今は音源としてほとんど残っていないらしい。

北前船や河川の人や文化の流れでこちらにも全国の言い伝えなどが伝わり伝えていったのであろうと思いました。

               駅の支柱はレール。そういえば故郷の駅もそうだった。

直江津の町

2023-11-12 17:17:15 | 
雨の中海岸へ出てみました。暗い空に白波が轟音とともに迫ります。


海岸には人魚の銅像がありました。昨日の直江津の人のお話が蘇ります。
 直江津の人形伝説、
年老いた母と息子がいました。息子には許婚者が居り。しかし息子には毎晩佐渡から尋ねてくる女が居ました。
ある日母親から問い詰められて息子は常夜灯に火を灯しませんでした。翌朝海岸に行ってみると佐渡の女の亡骸がありました。
 佐渡情話(こちらは柏崎)
佐渡のお弁という娘が柏崎の藤吉という男に惚れて、毎晩たらい舟に乗って柏崎の藤吉に会いに、妻子ある藤吉は恐ろしくなり、目印にしていた常夜灯を消してしまった。目標を失ったお弁は難破して亡くなった。柏崎市伝説集
 佐渡小木港にあった昔話(こちらは出雲崎)
女が恋する男の待っている出雲崎へ毎晩たらい船で渡ってゆく。ある日灯篭の灯が灯っていなくて女は亡くなった。
 人魚像


 ご存じ「山椒大夫」
陥れられて大宰府へ追放となった奥州陸奥国の岩城判官正氏のあとを追って旅立った妻は、安寿姫と厨子王丸を連れて直江津で山岡大夫にだまされ、妻は佐渡へ、安寿姫と厨子王丸の姉弟は丹後の国(京都府北部)の山椒大夫へ売られてこの地で母子の別れとなります。
 森鴎外の物語では、種本にある説経節「さんせう太夫」の残虐な復讐の聞かせどころがない。


 直江津は北前船の寄港地で、船の重しとして運んだお寺には福井の笏谷石や関西からの御影石が残っています。
 八坂神社 長い参道は御影石


 真行寺経堂の笏谷石と立派な鐘楼





また、文化があったのでしょう謡曲の舞台となったお寺でした。
真行寺 竹の雪
 母恋しさに訪ねていった月若を、継母は雪の中に竹の雪を払えと命じた。そうして月若は寒さで凍死してしまう。母と姉が死骸を見つけた処に父も戻り奇跡が起きて月若は生き返る物語。雪国らしい物語。
 真行寺竹の雪



 海に向かって歩いていると、赤い帽子をかぶった3体の像
木彫と御影石で彫ったもの、左端は笏谷石か?


砂州の町でなだらかな坂道が多い。


大きな鉄道駅だったらしい線路と機関庫







只見線 会津若松~小出 「ボックス席」の旅

2023-11-12 12:59:04 | 
絶景ローカル線として名高いところ、4時間半の出来事。

 思い出に残る4時間半は出発前から始まりました。
会津若松3番ホーム只見線、出発まで1時間以上前数人待っていました。
絶景ローカル線として名高いところ。


 思い出に残る4時間半はしっ発前から始まりました。
会津若松3番ホーム只見線、出発まで1時間以上前数人待っていました。

 1時間以上前からホームに立っておられた女性は新潟から。ホームには三々五々と人は増えてきました。次いで直江津からの祖父母と青年の家族連れ、として、関東からのご夫婦。乗車口の前で「この路線は込むからと」皆さん様々な思惑で早くから待っています。会津鉄道からの乗り換えの人たち、磐越線からの人達でにぎわってました。
以前は1両で座れない人多数で大変だったという話も聞きました。

只見川、黄色に色づいた木々が見える。

落石防止の糸魚川のフォッサマグナ大糸線で見た様な景色


沿線の風景、室内は水滴がつきピントが合わない。


 直江津からの若者は鉄道ファンらしく詳しい。隣の列の人に「ここは乗車口ではない」とアドバイスする優し人物。直江津からの三人とボックス席で、直江津の海岸にある人形像の話を聞きました。先年佐渡の小木の港の掲示板で見た、女がたらい船で対岸へ灯篭の灯を目印に通い男が灯篭の火を消したとか。民話の続きの様なお話でした。

そろそろ夕昏時が近くなってきました。霧の中の景色もまた風情あり。


 隣に座ったご夫婦から頂いたパンフレットの地図を鉄道マニアの青年から見どころなどを教えてもらいながらの旅でした。
ご夫婦は終点小出の手前で降りられ、小出で上越線に乗られる新潟の女性と三人のご家族と別れました。そういえば昔はこんな旅だった懐かしさが蘇ってきました。
 私は、1時間くらい待ちで六日町へそして直江津へ。寒い。


小出駅、一人ぼっちになった


富田林へ

2023-11-06 20:28:14 | 
 20代の始めころ大阪当時は枚岡市に居ましたが府下は仕事や通勤以外あまり行ったことがありませんでした。愛媛県へ転勤になり大阪出身の同僚から富田林には見どころがあると聞いていました。
 昨夜は阪神優勝かと道頓堀を通りながら期待していましたが残念でした。

 富田林は大和川の河川流通で繁盛した街です。北前船寄港地に船主屋敷が残っているようにここは流通で儲けた分限者屋敷が残っていると案内に書いていました。その分限者には文学者や和歌を詠む人もいたようです。富田林の寺内町は興正寺の門前町としても栄えていたらしく、格子状の町筋は古い街道の道に似て狭い、ドイツの観光都市のように車の乗り入れを止めて歩行者中心にしたら歩く人もゆっくりと町を散策できるのにと思いました。
 京都では犬矢来は竹だが、ここでは木造です。珍しいのでパチリ
 

 あれ何? あの家は通り抜けになっている。
 
遠くに見えるのは何?


杉山家住宅 屋根の上の瓦葺きは煙抜きだとか。
大きなかまどがあり煙突が無いと思ったら煙抜きがありました。
煙抜き用の竹の簾様のもの

沢山の客間がありそれぞれの座敷飾り(床の間・違い棚と付け書院など)
端正な座敷が良かった

二階から見た丸瓦と平瓦、年季が入って銀色に光っていました。どちらの産だろうか。


 寺内町の屋敷にここだけかな袖壁がありました。


嫌な思い出もある。
 何処にでもいる訳の分からない輩で、会いたくないけど巡り合ってしまいました。
浄土真宗「興正寺」の門前で女が呼び鈴を押して中から返事があると60歳くらいの同伴の男が、いきなり切れて怒鳴りだした。一時は一戦を覚悟をした、眼を合わせたところ視線が合わない。暫くしたら鼬の最後っ屁の様な言葉を残して去っていった。
 その後、女が押したチャイムからどうぞお入りくださいとの返事があったのでお邪魔をしました。可哀そうな女は祈りたかったのでしょう代わりに祈っておきました。
浄土真宗のお寺で、女将さん?から門前での出来事を心配してもらいました。真宗の事を詳しく説明頂きました。山陰や北陸の港町や農家のお墓や仏壇、吉崎御坊などのお話をしました。
ここを富田林御坊というらしいことも聞きました。山門には保存修理のチラシが置いてありました。
何かのご縁かご寄付をさせてもらいました。これも親鸞さんの手引きかと。

 立派な山門

 その後、お寺の女将さんから丁寧なご返事を頂きました。
旅は思わぬ出会いがあります。



蝉丸神社と逢坂の関跡

2023-11-06 18:42:19 | 
京都から大津へ抜ける道、国道1号線なれど抜けるという言い方がぴったりの道。60年位前にお仕事でこの道を名車スーパーカブに乗って何度か行き来した、その後日本社会の発展に伴って単車になり車になった。懐かしい場所です。当時は20代蝉丸とか逢坂の関などは知らなかった。
 上栄町辺りは半世紀前のそれらしい街の雰囲気が残っていました。


中年過ぎて平家物語や平家歌壇の歌が好きになり、平宗盛の「都をばけふをかぎりの関水に またあふさかのかげやうつさむ」の歌を残した所で行ってみたいと思っていました。

この道を鎌倉への死出の旅、重衡や太平記の「落花の雪に踏み迷う」の日野俊基の関東下向の哀切漂う道行文にもあった。そして今度は電車で大谷駅から上栄町までやって来ました。

蝉丸は能の「蝉丸」はまだ見ていないが悲しい物語は本で知りました。そして、芸事の神様。この年で何か新しい事始めてみようかと思い尋ねてきました。


蝉丸神社は大谷駅からすぐのウナギの匂うところ。逢坂の関跡を過ぎて関蝉丸神社上社と大津市街の端になるのか下社の3カ所にあります。
関跡には百人一首のこの関に関する歌碑があった
 これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関
 名にし負はば逢坂山のさねかづら 人に知られで来るよしもがな
  「実葛」これだと思ってみたこともないが。
 夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ
  この歌の故事「鶏の空音」はどこかで聞いたことがある。

蝉丸さんは諸芸道の神さま、猿田彦さんは街道の神さまで旅好きの守り神様、これからも宜しくとお願いしてきました。お宮には誰もいなくて寂しさあふれていました。




昨日は姪の結婚式で大阪泊まり。大阪城の堀や石垣知ってはいたが修学旅行の時にゆっくり見ていなかった。確かに広い・でかい。




「ハニー句会」 2023年十一月例会

2023-11-05 21:03:15 | お仲間たちと
11月の例会は二神がお休み(姪の結婚式で大阪へ)で長井さんに采配をお願いしまた。


愛媛新聞 12月12日





「ハニー句会」 2023年十月例会

2023-10-07 19:37:53 | お仲間たちと


新井文子
靴ひもを踏んでつまずく草の花
灯り消し影寄り添いて月見酒
ほつれかけ西陽射し込む秋簾

玉乃井永
ツーショットひとり自撮りに赤とんぼ
外気欲湖畔サウナに律(りち) の風
夜霧の高速凝視の二十キロ

二神重則
今年また母と弟秋の蝶
秋の日の翳りは刻の一休み
空蝉や此処に生きたと跡残す

長井知則
五合炊き新米香る湯気揺らぎ
街路樹の雀の学校秋の暮
孫破った繕い多し障子洗ふ

門屋定
二百十日二百二十日と荒れもせず  
農機具に子供を乗せて稲を刈り
道聞かれ付いて行きたや秋遍路

吉川正紀子
ショットバーボジョレヌーボーの赤を詠む
台風に袋叩きに遭い花壇
冷奴時代は忘れ湯豆腐に

八木
木犀は知らず金銀の差別感
ちゃっかりだズボンの裾の草の実は
泥つきの大根威張らせ道の駅



柄昼新聞に掲載されました。