高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その21)

2013年06月01日 | 老後と住まい
住まいの段差についてです。一階居室の木造床面は直ぐ下の地面からどの程度高くなっているかご存知ですか。床下の通気を良くして地面からの湿気を防ぐため、建築基準法で「原則として」450mm以上高くするよう定められています。そのため、外から家に上がる際には段差があります。ところで「原則として」としたのは、床下部分に防湿土間コンクリートを敷設した場合は450mmより低くすることができます。ただし、これはリフォームでは難しいので新築の場合は検討する価値があります。それと木造床面を下げると床下の風通しが悪くなるのでシロアリ被害のある地域では好ましい方法ではないようです。
廊下と和室、洋室と和室などにも数センチの段差があります。この段差の解消で一番簡単なのは「すりつけ板」を使うことです。その他、洋室床下の支えを長くする方法や洋室の床を合板などにより「かさ上げ」する方法があります。リフォームの際に検討したらよいと思います。(続く)
投稿者のホームページもご覧ください。リフォームを図解しています。(老後と住まい URL: http://www.rougotosumai.com )