漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

最後の日記 4年木下早苗

2018-08-04 08:34:22 | 日記
こんにちは🌻
今年の夏、初めて軽い熱中症になってしまった4年の木下です。今はもう回復して元気です。自分の意思と身体がバラバラになっていく感覚は少し怖かったです。
皆様もお気をつけください。


今回の日記が最後の日記になると思います。割と同期の日記があっさりしているので私は、立教大学体育会ボート部で学んだことについて長めに書こうと思います。笑
誤字脱字等気にしたつもりですが、残っていたらすみません💦





ボートで成績を残すこと
でしか価値を得ることはできないのか。
成績を残せていない人間はどうなるのか。


これは私が入部してから
ぼんやり考えてきたこと。


もちろん結果は大切。
でも、その結果に至るまでの過程が大切。


勝つために何をしてきたか、
そのデータを結果として立教に後輩に
残していくことが重要。


これが4年間で見つけた自分なりの答え。


『日本一になる』


と自分自身でこの道を選んだくせに、
辛い練習に弱音を吐き、
一生懸命やって負けてしまった時が怖くて
何かと理由をつけ頑張れなかったり。


強い者がレースに出る。
そしてその中で強い者が勝つ。
特にボートは単純明快で
努力が報われない時もある
残酷なスポーツだ。


そんな中で自分の弱さに負け、
落ちぶれたとしても自分の手で
その状況から這い上がるしかない。


周りだって一生懸命頑張っているわけで
自分に余裕がなかったりするのは
当たり前であるし、
そもそも自分が自分の弱さに負けたくせに
鼻から誰かが助けてくれるなどと
思っていること自体が間違っている。


自分自身を変えられるのは自分だけ。
信じられるのは己と己のしてきたことのみ。



これも私が4年間で経験し、学んだこと。



ただ、いつでも変わるきっかけを
与えてくれたのは紛れもなく
私に関わる全ての人の存在だ。


同じ場所で練習に全力で向き合う人
毎日を懸命に生きている人
自分の弱さと日々戦っている人


私のために怒ってくれた人
全てを受け入れてくれた人
弱い部分を強さだと言ってくれた人
欲しかった言葉を言ってくれた人
逆に言われたくなかったことを言ってくれた人


言ってしまえば赤の他人だし
別にほっとけばいいのに、
私に今の状況と向き合わさせ、
変わりたいと思わせてくれた。


そこから実際に行動に起こして
頑張るのは自分だが、
頑張れる理由はこういった人達の存在だ。


こんな人が私の周りには沢山いる。


もしも今、頑張れなくて
自分には「価値がない」なんて
思っている人がいたら、
そんなことは思わないでほしい。


今の生活は自分に価値を
見出すためのものではなく、
元々素晴らしい自分に
新たな価値を加えていくものだと私は思う。


失敗したってあなたの価値は変わらない。
あなたは素晴らしい人のままで、
なんなら失敗する前より
素晴らしい人になれてるはず。


そもそも、最後の学生生活に
自ら厳しい環境に飛び込めるぐらいに
あなたは凄い。


そして苦しみながらも諦めず、
もがいているなら、
そんなあなたを気にかけている人が絶対いる。


これもまた、私が4年間で学んだこと。


これらはボートだけでなく、
全てに通ずることだと思います。
でも私は立教大学体育会ボート部に入って
過ごしていく中で気付くことができました。
恵まれた環境に感謝しています。



ここまで偉そうに言ってますが、
私はかなりのマイナス思考人間です。
根暗です。
もう既にバレてるとは思いますが。笑
学んだことを実行に移しきれてないので、
気持ちと行動の一致を心がけています。




また、私の近況としては
先月、国体のブロック予選がありまして
成年W1×として出漕しました。
結果として出場権は逃してしまいましたが、
自分が今出せる全てを出し尽くすことができ、
後悔はありません!



そして9月に行われるインカレですが、
私はW4×+として出漕します!
頼もしい後輩におんぶに抱っこの
情けない状況ではありますが、
最高学年の意地で頑張りたいと思います。



最後でしたので自分のことをたくさん書かせていただきました。長々とまとまらない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。
今後とも立教大学体育会ボート部をよろしくお願いいたします。


最後に今朝撮ったコースの写真を載せておきます。多くの方が藻取りを実施してくださっているにもかかわらず、猛暑のせいか閉鎖付近で藻がたくさん溜まってしまっています。レースに影響が出ないかが心配です。

それでは失礼します。