漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

お師匠 2年渋井

2018-09-23 21:16:28 | 日記

遅れてすみません。2年の渋井です。僕には偉大なお師匠がいます。その方というのは野村太郎お師匠です。お師匠との出会いを思い出してみたのですが思えば結構早くからお世話になっていました。入寮して初めは帝国にぶち込まれました。今は41部屋でとても快適ですが、去年は61部屋でした。橋本くんと一緒だったのですが彼はクーラーのない部屋の押入れに上半身を突っ込んで寝てました。今思っても橋本くんはよく頑張っていたと思います。そんな帝国の皇帝が太郎さんでした。初めは寡黙で真面目なお堅い方だと思っていてなかなか話しかけづらかったです笑。僕は暇さえあればYouTubeで車の動画を見てごろごろしていたのですが、それを見てかある日、太郎さんが車の話を一緒にしてくれました。それがまともに太郎さんとお話した最初だったと思います。太郎さんはアバルトとロータスが好きみたいです。エアコンやナビなど快適装備を取っ払って軽量化し走るためだけに研ぎ澄まされた車です。まさに余分な脂肪がなく筋肉バキバキの太郎さんみたいですね。しばらくして冬練になり太郎さんとダブルを組ませていただくことになりました。初めて乗った時は次元が違いすぎるというか、最初のアップのときの腕漕ぎで首がぐわんぐわんなって恐怖を感じました笑。下手くそな自分のせいでバランスを崩して太郎さんの練習にならなかったら申し訳ない、とにかく太郎さんの邪魔をしないようにと恐る恐る毎モーション過ごしていました。毎日引きずり回されていたらいつのまにかお花見、日立明とシーズンに突入していました。中でもインカレはかなり2人とも本気でした。太郎さんにとって最後となる大事なインカレをこんな僕が一緒に戦えるとはとっても光栄でしたし、なんとしても太郎さんを最終日に行かせなければならないという使命を感じていました。無しフォアだけじゃないんだ!スイープだけじゃないんだ!スカルだってあるぞ!って見せつけてやる!と2人の中では常に燃えていました笑。どのクルーよりも前向きにポジティブに力強く練習してきた自信はあったのですがまだまだ力不足でした。毎回レースが終わるたびにお別れかなあってお話しているのですが、とうとう最後までご一緒させていただくことになりました笑。全日本は本当に最後の大会となるので太郎さんに悔いを微塵も残してほしくないです。そのために僕は残された時間、精一杯、全力で練習する以外ありません。残りわずかですが太郎さんの技を吸収できるだけ吸い尽くし、太郎さんがやってきたように立教のスカルを引っ張っていけるような漕手にいつかなりたいです。優しくてクールでカッコいいと思いきやどこか抜けてておちゃめな太郎さんが大好きです!

太郎さん!頑張りましょう!!!!!

長文失礼致しました。