漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

ただの日記 3年筒井

2023-09-18 08:05:00 | 自己満

たけからオッ盾エイト快挙の立役者、みずきですと紹介がありました。


奈良県出身3年の筒井瑞稀です!


インカレやオッ盾の応援に足を運んでくださったOBOG、ご父兄の皆さん本当に有難うございました!応援がとても心強かったです。


まず初めにたけからの紹介にありました、オックスフォード盾レガッタでは立教大学初(多分)の準決勝進出を成し得ることが出来ました!!!この準決勝進出までに何があったのかをこの日記を通して振り返ります。(長いです!笑)


では振り返っていきマース!


私はインカレの乗り比べでコンマ差の勝負の結果、落選しました。コンマ差ということで私自身、勝っても負けても実力不足だなということを痛いほど痛感しました。

そしてオックスフォード盾レガッタという大会の新人指導(未経験の1年生と2年生)をクルーリーダーとして任せられました。正直、複雑な気持ちが強く出場したくなかったです。ほんまに嫌でした。()

そんな気持ちがあったことから、皆より早く来シーズンに向けて体をつくりあげるぞ!と、オッ盾には出るが、自分の練習をメインでやっていこうという気持ちが強いまま練習に取り組んでいました。が、乗艇中にまさかの人生2度目のぎっくり腰。ご父兄の皆さんなら分かると思います、7/30の父母会の日にぎっくり腰になりました。


8/5はインカレの決起集会と4年振りの戸田橋花火大会がありました。

インカレの決起集会ではOBOGや監督コーチ陣が参加しました。言うまでもありませんが、インカレがメインでオッ盾はおまけです。言葉は悪いですが、私は惨めな思いを持ったまま1人でそう感じていました。

私はクルーリーダーとして皆の前で「7分切り」、「思い出に残るレース」が出来たらいいというようなことを言いました。

決起集会後すぐ、令和2年卒のOB渡部 雄一郎さんが自分のとこへ駆けつけて下さりました。

雄一郎さんとは日立明をきっかけにお話をする機会があり、私の好きなOB1人です。雄一郎さんは私と同じような状況下だった事から、自分事のように沢山お話をして下さりました。

私は「思い出に残るレースを」と考えていましたが、雄一郎さんからは「思い出だけで終わらないレースを」という風に伝えて下さりました。1年生にとっては絶対に思い出に残るレースになるけど、それだけでは終わらせて欲しくないという熱い気持ちを話してくれました。その時、私はオッ盾エイトを作り上げようと決意し雄一郎さんと約束しました。

自分で言うのもなんですが、私は指導に関しては自信があります。野球、陸上、レスリングとこれまで色んなスポーツで全国大会に出場した経験から、体の使い方に関しては色んな角度から言語化で教えられる自信がありました。


私は新人のオッ盾エイトに向けて、「思い出だけで終わらないレースを」という目標を掲げ、その中で、言語化が出来て他人に対して客観的にアドバイスが出来る選手を育成したいと考えていました。実際に私が1年生の時に教えて貰えたら良かったなと思うことを全て伝えるようにしていました。


大会まで時間がない中のエイトだったので、指導には沢山の時間を費やしました。私だけの指導で一方通行にならないために、自分たちでも考え行動できるような環境作りを工夫しました。


2年伊東の肋痛の怪我と1年奥田のイスラエル発掘調査の関係から、

エイトには4年生のたくやくんと栗山さんが怪我がある中、エイトに乗って練習をしてくれました。また、私と2年吉田も腰痛の怪我がある中でのボロボロエイト。練習したいのに、オッ盾組はコロナ危険ということで実家隔離となり、思うような練習が出来ませんでした。約12日間の練習で初のトライアルに挑み744秒という結果に終わりました。栗山さんの怪我の悪化や伊東の肋痛の復帰の関係から1週間があき、ついに伊東が復帰することになりました。


私はエイトのバウサイ7番でしたが、色々なことを考え、サイドを変更し、慣れないストサイでストロークになりました。

もちろん、それまでエイトに乗れない期間でも指導は続けていました。私がストロークになり、大会まで10日間しか練習出来ませんでしたが、様々なアプローチをしエイトを作り上げました。

大会では目標としていた7分切りを3本レースがある中、全て達成し、毎レースベスト更新することが出来ました!10日間で約50秒もタイムを更新することが出来、とても嬉しかったです。1.2年生にとっても自信になったと思うし、レースが楽しい!と思ってくれたはずです。まだまだドがつくほどの下手くそ集団です。しかしエイトのメンバーと貪欲に練習してきたことを積み重ねていけば絶対に強くなると信じています。私は思い出だけで終わらないレースの第一歩を繋ぐことが出来たのではないかと満足しています。この答え合わせは1年後、2年後、3年後の楽しみにしています。


大会期間中、いつもなら笑顔で挨拶にいける保護者の皆さんの所にも顔を出すことすら複雑な気持ちが強く、なかなか足を運べませんでしたが会った時に応援してくれたことがほんまに嬉しかったし、頑張ろうという原動力へと変わりました。有難うございます!

また、出艇前や出艇の時にただただ純粋な気持ちで応援してくれたマネージャーや選手のみんなには感謝しています。


この1ヶ月間、夜になると悔しさや孤独な気持ちでいっぱいで苦しかったり、食堂でみんながインカレに向けて話してる声でさえ聞くのが辛かった。かと言って乗艇ではこのような私情を持ち込んではいけない。誰にも言えない自分にとっての初めての体験、これが挫折なんだなと感じました。


男子フォアや女子ダブルの優勝、男子ペアの準優勝や他の頑張っているクルーのレースを見て心が動きまくった期間でした。

オッ盾エイトのみんなありがとう!めちゃめちゃ形になってた!自信もてよーーーー!!と声を大にして伝えたいです。厳しいことも言ったけど、自分の想いが伝わっていて嬉しかったです。


ラスト1年は支えて下さった人への感謝の想いを胸に鍛え直して結果で恩返ししたいと強く思います。

病気や怪我には気をつけて濃い生活をしていきたいと思います。


読書感想文の文字数くらい書いてしまいましたが、最後まで読んでくださり有難うございました!


次はハワイから帰ってきて来月の請求に恐怖を覚えているにわけんです