漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

ありがとう。  一年 山田雄恒

2021-05-03 20:05:00 | 感動大作

こんにちは!
丹羽から「ボート部の鑑」とご紹介いただきました、一年山田雄恒です。

いやぁ、照れますね///
寮生活の一員として当然の判断をしたまでです。これからもボート部員の模範であり続けられるようさらに磨きをかけていきたいと思っております。






ちなみに2日後の買い出しではもやしを買い忘れて普通に罰符となりました。大変ご迷惑をお掛けしました。




さて、男子校出身ということもあり女子からのアプローチを密かに期待していた私が待ちに待ったスタバのお誘いをいざその場面になってから断ってしまった(前回の丹羽の日記参照)事にはある理由があります。



それは、配膳の時間にする同期とのふざけ合った会話が自分にとって何にも変え難い大切な時間だからです。



何言ってんだこいつ、と思うかもしれませんが、これには私自身の高校時代の経験が関係しています。
出身校の立教新座高校では私以外ボート部員がおらず、練習からレースに至るまで周囲の協力を得ながら全て一人で行ってきました。当然、同期もいません。
ひたすらに自分と向き合い続け、レースを一着でゴールできた時には達成感もひとしおでした。

しかし、そのあとにはいつも「この喜びを誰かと分かち合えたらもっと幸せだろうな」という思いがついて回り、やはり心のどこかに「切磋琢磨」というものに憧れていた自分がいました。




そんな自分にとって、同じ志を持つ仲間がすぐそばにいるということはとても尊く、嬉しいことなんです。この幸せな時間を1秒でも長く過ごしたいという想いが、同じ学科の女の子とお近づきになりたいという想いに少し勝ってしまいました...



同期の日記に書かれているように、他の一年生は先輩方に「変人」呼ばわりされていますが、スタバの件を2年栗山さんに伝えたところ、やはり私も「お前は頭がおかしい」と言われました。

正直、全く後悔していないと言ったらそれは嘘になります。







冗談はさておき、タイトルにも込めた通りこの日記では同期への感謝の気持ちを表したいと思います。(照れ臭くて、面と向かってはいえないので笑)


去年10月、高校の競技生活の集大成として出場した全日本選手権の最終レースが終わった直後、熊木監督から「男子のアスリート選抜入試合格者は一人も居なかった」ということを聞きました。それを聞いた時、自分の中では「まあ、一人は慣れっこだ」「せめて先輩とは上手くやっていけたらいいなぁ」といったことが思い浮かび、新型コロナウイルスの影響で新歓が十分にできない可能性もあったため、同期と4年間ボート漬けの日々を送るという夢を完全に諦めていました。

その数ヶ月後、1週間の仮入寮に呼んでいただいた際に、榮原主将から「東京の高校でサッカーをやっていた子と、奈良県でレスリングをやっていた子が入ってきそうだ」という話を聞きました。
その話を聞いて真っ先に思い浮かんだのは
「え?頭おかしくね?」です。
(にわけん、ノブ、みずき本当にごめん)

やったことも、何なら直接見たこともないスポーツ(しかもめちゃキツ🤮)のために、4年間寮に入る事を入学前に決めるというのは相当な覚悟が必要だと思います。入寮してきた丹羽や筒井に話を聞くと、SNSを通じてボート部を知りオンラインの説明会でその雰囲気に惹かれた、と答えてくれました。普通、到底できそうにない覚悟をすんなり決めさせてしまうような、あるいはそれを「覚悟」という重い事だとすら感じさせないような、そんな不思議な魅力がこのボート部にはあるのだと改めて思い、私自身、中学校で競技を始めてから様々なチームを見てきた上でこの立教大学ボート部に感じた魅力は間違いではなかったのだと、話を聞いてとても嬉しくなりました。



そして、インスタグラムを通じて高校ボート経験者として真っ先に連絡をくれた高橋(た)が試乗会を経て入寮し、今は女子部員の杏果や新歓で入部を決めてくれたたく、こうたろうを合わせた8人で楽しい日々を過ごしています。毎日毎日笑いすぎて、そろそろ腹筋が8つに割れそうです笑笑




長くなってしまいましたが、本当に同期のみんなのおかげでなんでもない毎日が自分の中でキラキラ輝いています。勇気ある一歩を踏み込んでくれて本当にありがとう。3年半後、絶対にみんなで笑って終わろう。


最後まで読んでくださりありがとうございました。次は一年漕手の紅一点、別名:肩パン女王こと高橋杏果ちゃんです!












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