Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ひゃー!

2006-10-09 21:25:01 | 日常
■幸せな1枚をおすそわけ!


ウクライナで結婚式を挙げた2人。見せてもらったウェディング写真のなかで、カメラ目線の写真は他にたくさんあったけれど、なぜかこの1枚がとっても気に入ってしまった私。このイレナの幸せそうな表情。だんなさんはアメリカ人で、2人とも留学時代からの友だち。
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また寛次郎さん

2006-10-09 21:13:24 | 京都
■ドライブ日和!
京都に帰省していた友だちとドライブへ。3連休の混雑を避けて日帰りで軽く行けるところ…と思ってかねてから行きたかった大山崎山荘美術館へ!山崎駅前のCafe tabitabiでランチ(お店のwebがないけど2階に併設されてた雑貨屋さんもかわいかった)。

大山崎山荘美術館は、アサヒビール創業者のプライベートコレクション。
日本民芸運動に関わる柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、バーナードリーチなどの陶磁器が中心。だけど、モネの『睡蓮』や、カンディンスキーもあった。モネはMOMAで見てきたばかりのWater Liliesに比べると迫力が…。


新館は安藤忠雄さんの建築。新館の展示室を地下に設計したのは、山腹にそびえ立つ旧館をリスペクトしてのことだとか。
旧館からのぞむお庭もきれいでした。


秋風の心地よい山荘テラスに出ると、キンモクセイの香りがした。
そこから見上げた空のグラデーションがきれいで撮った1枚。

■初鍋はたら!
夜は今年初の鍋料理。柿釉色の鍋を購入。今年は鍋ものいっぱいしよう。
そういえば、大学時代に「ねえやん」の家からもらったガスコンロがついに寿命…(だれか覚えてる?)色んな思い出のあるコンロだったのだけど、ついに廃棄か。

■寛次郎のことば
美術館に行って、寛次郎が濱田庄司について書いた文章を思い出した。

『濱田は身をもって示している。不整理の生活からは立派な物を生めないと。ふしだらな暮しからでも美は出せないことはないが、これは芸だけのことで寸法にはならない。よい物を作りたいならば、それに相応する暮しに帰るのが近道ではないかと濱田は教える。まったく、よい物がすらすら出来るようになることは、よい物しか作れない暮しがそうさせるのだ。』

ど・う・か・ん。(←セーラー服と機関銃ふうに)
寛次郎さんという陶工を理解しているわけじゃないけど、なんでかこの人が好きだなぁと思う。情熱的、躍動的、人間味あふれていて、つくるものの骨が太い。寛次郎の家を見たからそう思うのか、彼の本を読んだからそう思うのか。なんで好きなのかなぁ。生涯、ただ純粋に美しいものを求めてひたむきに仕事をした陶工。重量感のある作品には人格が出てると思うし、作品の1つ1つに、「おぉこれだこれだ!」っていう、美しさを発見した歓喜みたいなものがすごくにじみ出てると思う。

『道を歩かない人。
歩いた後が道になる人。』(『火の誓い』より引用)

『まっすぐなものしかまがれない。
まがったものしかまっすぐになれない。』これ不思議な文章!(『火の誓い』より引用)

彼のエッセイ『火の誓い』は本当に好きな本。くり返しくり返し、手に取っては好きなところから拾い読みするたび、寛次郎さんの美や仕事に対する姿勢にはっとします。

柿釉の鍋といい、大山崎山荘といい、『火の誓い』といい、昨日は寛次郎デー。
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