Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

グループ活動の参考に

2008-02-11 21:45:40 | 日常
日本に帰ってきてから3年間、なぜかずっと気が向かなかったカウンセリング研修に参加。

参加したのは20人で行うサイコエデュケーション的な活動。
ある【テーマ】について、自分と対峙し、自分について語り、発信し、他の参加者とシェアしたりする。1日じゅうとても静かな活動だけれど、内省的に自分の内側を掘り起こしてゆくので精神的にどっとつかれた。

なつかしいな、という感想が第一。
車座になり、人工的につくられた場の中で、一人一人が真摯に問題に向き合おうとする光景は、かつて留学時代に見た授業での演習風景や教育実習そのもの。

・円になって話し合う、自己開示をしあう
・沈黙でいる権利があること
・いつ帰ってもよいこと
・容易に人に同調しなくてもよいこと
・ありのままでいられる場を保障されていること
・あなたには価値があって、そこにいていい、という受容がなされていること

他にも、気づきや発見をもたらすためのいろいろな手法やトピック、活動がきちんと用意されていました。活動は、1人になったり、グループになったり、グループが解体されたり、また1人になったり、全体になったり。間のとり方、指示の出し方、講師の方の関わりかた、そんなことを観察しながら、今の自分ならどういうふうに場をつくるだろう、と思いながらの参加。

昔の自分が共感していた手法、それと、今の自分だから見えることがあって、ここ数年の自分のちょっとした成長(ほんとにちょっとだけど)を見たような気がした。貴重な経験だった。感謝。