Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

初めてのアートスクール

2011-10-10 16:03:27 | 日常
あっという間に10月。元気です。

仕事が終わってから週に1度だけ、drawingのクラスをとることにしました。
先月 drawing の楽しさに目覚めてしまってから self-taught(独学)でなんとか描き続けていこうと思ったものの、そういえば美術の授業を受けたのは中学校が最後だったなぁと思い、急に誰かに「習いたい!」と思い立ち。

思い立ったらすぐ行動。


思い立ったその日に電話をかけたらクラスが始まるのがちょうどその夜からだった(全10回)。グッドタイミング!ということで、サンフランシスコ市内にある California College of Arts のExtension Courseにて、先週から毎週月曜日の夜のクラス(3時間)を受講しています。

コース名は Beyond Basic Drawing。これは本来ベーシックな drawing の基礎を身につけた人が取るクラスなので私には敷居が高い。でも本当はそれよりもっと敷居の高いクラスを取ってみたいと思っていたのに、申し込みの際にアドミッションのおばちゃんにバックグラウンドをさんざん聞かれ「背伸びはしないこと!」と止められ、相談の末これがいちばんいいんじゃないかしらとすすめられたのでそのまま言うなりに。

実際行ってみたら、アートスクール(美大)という環境にテンションがあがりまくり。



教室はどこも開放的で、どこもかしこもアトリエ、スタジオ、ワークショップのような環境が自分の中のいろんなものを解放してくれるよう。ふだん職場でも「スタジオ」という場にいるのでそういうのは見慣れていると言えば見慣れているのだけど、仕事ではなく「学生」という立場でここに来られることがすごく嬉しかった。

それに「教室」と言えば黒板を前にして机とイスが整然と並んだ四角い環境をイメージしがち。アートスクールの、机もイスもなく、大きな作業台とペンキにまみれたスツールがごたごたっと不規則に置いてあるその環境に「さらす教育」という言葉を久しぶりに思い出しました。

最初のクラスは手のデッサン1000本ノックのようなもので、大きなスケッチパッドにただひたすら手のデッサンを何回もくりかえして描く。描いたものはみんなの目にさらされ、クリティークを受け、自分なりにもふりかえる。この、「さらされる」という部分がすごく大事だと思う。

アートスクールには、正解も、不正解も、ない。自分のやり方でいいんだ、というところもいいなと思う。そして週に1度、学生になれる、というのも新鮮(まぁ、エクスプロラトリアムでも日々が学びなのでいつもlearnerといえばlearnerだけど)。

最初の授業で先生が言ったこと。
このクラスで successful に何かを学び体得したいなら、you must be willing to fail!
(成功したかったら、どんどん失敗しなさい)

大事なメッセージ。
コメント (6)
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