ゆうこです
さてさて、3日間毎日午前午後とみっちりマッサージを受けた私の
体の変化をお伝えします。

ここがマッサージを受ける棟です。

中に入ると待合室が。
右と左に部屋が全部で10室くらいあり、その日に受けるメニューによって通される部屋が違いました。

待合室の中央には、水のはった石の器が置いてあり、毎日マッサージをしてくれる女性たちが
庭に咲いている花を摘んでは、美しく並べてくれています。
毎日デザインを変えて並べてあるので、マッサージのたびに見るのが楽しみでした。

アーユルヴェーダのマッサージについては、日本で2回ほど受けたことがあったので
どんなものかは一応知ってはいました。
また、体質によってヴータ(風)・ピッタ(火)カパ(水)に分かれ、それぞれ特徴があるので
自分の体質に合ったマッサージや食事、薬などが処方されるということも事前に本で知り、自分はどのタイプかな~~
と診断を楽しみにしていました。
アーユピヤサでは初日の朝にアーユルヴェーダの医師との面談があり、身体測定と問診を行います。
(わたしは、来る前にかなり暴飲暴食で体重も普段より2キロくらいオーバーしてました。アーユルヴェーダでやせるもん!みたいな
気持ちがあったことは否めない
)
診断の結果、私のタイプはピッタ・ヴァータで火の性質と風の性質を両方持っているということでした。
薬の処方はありませんでしたが、普段から脳と目を使いすぎている、ということでそこを改善するための
マッサージが組まれました。
(ちなみに先生は2人いて、どちらも女性です。基本英語で少しだけ日本語を話せました。なので専門的な会話はなかなか難しく
私は常にスケッチブックを持参して絵でかきながら会話していました。)
あと、食事は(私だけかどうかはわかりませんが)一切肉はなし。基本が野菜で魚少々、というメニューでした。
初日のはっきりわかる変化は、「とにかく快便」ということ
汚い話ですみませんが
とにかく大も小も、出まくるのです
私自身普段から便秘をする方ではなく、毎日快調に出ているので(1日2回とか)
「私冷え取りもしているし、体の巡りが良くなって老廃物が出るといっても、小が何回も出たくなるだけなんじゃないの?」と思っていました。
アーユルヴェーダのマッサージの力、甘く見てました!
初日、午前中の大3回、午後の大3回。小なんて一日で10回以上行きました。
お腹を下して痛い~、とかではなく
元気でご飯もしっかり食べられるのだけれど、トイレに行くたびに結構な量がドンドコドンドコ出るわ出るわで・・・
体の不快さはないものの、さすがにこんなに出たことはないので
ちょっとこわくなりました
そしてその日の夜は悪夢を見て3時間おきぐらいに何度も目覚めるという状態で、さすがに心細かったです
迎えた二日目
トイレの回数は小はあまりかわらないものの、大は午前・午後合わせて4回。少し減った。
そしてこの日、空港で両替したお金を使ってしまいたくて、3時過ぎから町に出ることにしました。
そしたら4時ぐらいから明らかに気持ちの変化があったのです
自分では「町に買い物に来ているから、それで気持ちが高揚しているのかな?」
と思っていたのですが、帰ってからも夜寝る時も、ものすごい幸福感が止まらない


スタッフと言葉を交わすのも、ご飯を食べるのも、景色を眺めるのも、
ただ普通に毎日行っていることが、急に何もかも嬉しく、幸せに感じられるのです、自分でもびっくり
なんじゃこりゃ??
その日はベッドに入ると夢も見ずにスコーンと深く眠ってしまい、一瞬で朝になった感じでした。
そして3日目。
きのうの幸福感が買い物の高揚感だったのではない、ということがはっきりとわかりました。
だって、
朝起きたら、目を開けた瞬間からものすごい幸福感
と、ものすごいワクワク感

一人なのをいいことに、何度も「しあわせ~~
ほんとしあわせ~
」
と口に出して言っていました。
そしてこの幸福感、帰国してからも続いています。
(残念ながら、日々のことや仕事に追われるうちに少しずつ薄れていっている気がしますが。)

体感してみてわかったのは
アーユルヴェーダのマッサージはとにかくオイルをたくさん使うのだけれど
そのオイルを体に入れることで、体の中の良くないものが強制的に押し出され、出きった時にその人本来の体の調子がよみがえるのではないかな?ということです。
使われているオイルは敷地で栽培した薬草を使って、お医者さんたちが何日も何日も鍋で煮詰めて手作りしたものです。
つまり伝統的な方法で、余計な化学物質を一切入れずに、エネルギーたっぷりの植物からできた生命力がギュッとつまった物。
それを毎日、午前・午後とたっぷり皮膚から体に入れ込むことで、体の中をめぐり、血管や消化器官を洗うようにして
その時に抱え込んだ老廃物と一緒に最後は体の外へ出ていくんじゃないかな。
初日あまりの快便っぷりに驚いたけれど、あれは宿便と言われているものだったのかもしれないな~~と思います。
だって、そうでもなきゃ、体に取り込んでいる量と出ていく量が全く合わないもの
出発前に読んだ「地球の歩き方:スリランカ」に
「アーユルヴェーダを受けるなら、10日は使ってほしい。最初の5日で排毒し、
残りの5日で良いエネルギーを入れていく」と書いてあったことを思い出しました。
私の3日目のあの幸福感は、悪いものが出きって、何もないニュートラルな状態になったから感じられたことなのだと思います。
だったら、そのあと続けて施術を受けていたら、良いエネルギーが入った時どんな感覚になっていたんだろう
と、
5日しか休みが取れなかったことを心底残念
に思いました。
次は1週間か、10日間で、ぜひまた行きたいです

今回で抱いた私の中のアーユルヴェーダのイメージは
「汚れた水の入ったバケツに、きれいな水を何度でも入れて溢れさせていく」というものです。
綺麗な水をいれても、バケツの水が濁っているからすぐには綺麗にならないんだけれど、
辛抱強く何度も何度も入れていくと汚れ具合にもよるけれど、10回くらいでバケツの中の水も綺麗な水に近くなる。
よいものを惜しみなくどんどん入れていくことで、悪いものは押し流されて、自分の本来の状態に近づいていく。
そして、自分本来の状態とは、生きているだけで幸せで、楽しくて笑顔が自然にあふれてしまうこと。
周りのすべてが愛おしく感じられること。
これがはっきりわかったことが、今回の一番の収穫でした。
余分なものをぬいた自分がこんなにも軽やか
でパワフル
で温かい
存在なんだな~~と思うと
自分のことが前よりもずっと好き
になったし、これからも、もっと大事にしていきたいと思いました。
アーユルヴェーダ、すごいよ!!
アーユルヴェーダとヨガについて、今すごく興味があるので、もっと深く知りたい、学びたい!という気もちが
ふつふつとわいています
そして、近い将来もう一度本格的なアーユルヴェーダを長期で受けたいと思っています。