こんばんは、しのです
ちやこちゃんの写真、かわいかったですねそれにトドさんカップルのぬいぐるみ!カワイイ~
さて今日は時間をちょっとだけさかのぼって、芍薬のお話をさせてください
芍薬は、牡丹によく似た花。
春も盛りをむかえるころ、うちでは庭の芍薬が咲きます。
ぼかーんぼかーん!と、すごい存在感。
花一輪が、人の顔くらいの大きさ
その豪奢なことといったら…まさしく美女のたとえにふさわしく
色も形も、「ほんとうにこれ、人が作ったものじゃないの?自然に、こうなって出てくるの」って不思議に思う完成度。
自然の作ったものは、なぜこうも絶妙なのでしょう?
それとも、これを絶妙と感じるわたしたちが、自然のものを愛しすぎているだけなのかな?
しかも、香りまですばらしい。
バラに似た香りで、うっとりさせるけどゆりのようなシャープさもあって、
天気がいいと大量に香る。離れた場所からでも、「あ、また咲いた」ってわかるくらい!
特に雨上がり、むっとした湿気とともに香りが立ちのぼり、アロマスチームを思い出します。
やわらかく、手でかんたんにさける花びら。
プリーツたっぷりでシフォンよりもきめこまやかで光が透けて、さわるとしっとりとして…もう存在からしてうつくしい。
それがまた、ものすっっっっっっごいたくさん重なり合っている。
なんて、贅沢
そして、そんなはかない花びら一枚に、あぶなげなく留まることのできる小さな虫。
私たちには計り知れない、虫と植物たちの「軽いからだ」の世界です。
(虫がニガテな方、ごめんなさい)
(写真小さくしてみました)
水をはじく葉。
(空に向かって開く花たちを見ていると、なんだか涙がでそうな気持ちになります)
不思議なことに、こんなにもやわらかな花びらでできているのに、咲いてしばらくはどんな大風にも散りません。
今年も春の嵐があって心配したのですが、翌朝ほとんどそのまま。ほそい茎さえ折れないで。
でも、一週間後のある晴れた日にはらはらと散り始め、
わさっ!
わさっ!と花びらを落として、
すっかりもとの庭木の風情にもどってしまいました
花の命の長さは決まっているのでしょうか。
毎年それを正しく守る姿にいつも深く感じ入ります。
夏の気配を感じた今日、春のまとめでした☆
しの