ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

今日は節分

2009-02-03 21:40:54 | Weblog
帰りのスーパーで、恵方巻を衝動買いした。

思い出すなあ。母の巻寿司。
私の母は、とにかく太い巻寿司をつくることに情熱を燃やす人で、
少しでも太く巻くべく、毎回、ものすごく細心の注意をはらいながら、
誰もが驚くような太い太い巻寿司をつくっていた。

そう。まるで恵方巻くらい太かった。

太くなるにつれて、中の具も増えていったからよかったんだけど、
必ず入っていたあの「かんぴょう」という食材だけは、
何がどう美味しいのか、どうしてもわからないままになっている。

今日は一応、作法どおりに東北東を向いて大きく口を開け、ガブリ。
大口を開けると、なぜか実際以上に美味しく感じる。

そして、もぐもぐかみながら、まったく違うことを思い出した。

私が中学生の頃、同級生のお母さんは、
常にお財布の中に10万円くらい入れていた。
確か10万円という「ひとたば」を始めてみる機会も、その友人の母によってもたらされた。
「お~っ!」と声をあげた記憶がある。

当時、私の母のお財布には、平均して5千円くらいしか入っていなかった。
別に堅実だった訳ではなくて、預金口座にもあまりストックはなかった。

いま、みんなのお財布には、デフォルトでどのくらい入っているのだろう。
私の場合、高い買い物はほとんどカードでするから、あまり現金はもっていない。
でも、会社から自宅までタクシーで帰れるくらいの現金を持ち歩こうと思っている。
急に具合が悪くなったら困るから。

それでも、だんだんタクシーもお財布ケータイなどが使えるようになって来たし、
現金を持ち歩く必要はなくなってきた。

だからこそ、今度なにか家具を買う時は、ぜひ現金で支払いたいと思う。
でも、こだわり家具なんかはネットのほうが探せるし、そこで買うから、
結局支払いはカードになっちゃうんだよね。
なんだか、もうひと味欲しいなあ。