三崎亜記著、集英社刊。
帯に「ありえないことなど、ありえない」と書かれていたので、
不思議満載の本だと思って買った。
確かにストーリー展開は不思議がいっぱいで、
文章表現も読みやすく、親しみやすい印象だったけれど、
私が一言でこの本の感想を述べると「虚無」。
不思議などという簡単な言葉で片付けてはいけないような気がした。
そう。つまり、私にはとても面白かった。
いますぐにでも、芝居のネタ本になりそうな小品が4つ。
その中でも特に図書館に野生がある、というお話で描かれる夜の図書館は、
小さい頃に私が想像した、図書館の真の姿と似ていて、
なんだかとてもウキウキして、そして少し怖かった。
私の読み方は、作家さんが意図しているとおりではないかもしれないけど、
「受け止めたい」と思える文章だった。
そう。文章としてあらわれる前に、作家さんが考えていることを知りたい、
そこと会話したい、と思わせてくれる作品ばかりだった。
今回、はじめて読んだのだけど、これまでの本も読んでみよう。
そして、これからも注目して読んで行こう。
そんな作家さんにまた一人出会えたのが嬉しい。
帯に「ありえないことなど、ありえない」と書かれていたので、
不思議満載の本だと思って買った。
確かにストーリー展開は不思議がいっぱいで、
文章表現も読みやすく、親しみやすい印象だったけれど、
私が一言でこの本の感想を述べると「虚無」。
不思議などという簡単な言葉で片付けてはいけないような気がした。
そう。つまり、私にはとても面白かった。
いますぐにでも、芝居のネタ本になりそうな小品が4つ。
その中でも特に図書館に野生がある、というお話で描かれる夜の図書館は、
小さい頃に私が想像した、図書館の真の姿と似ていて、
なんだかとてもウキウキして、そして少し怖かった。
私の読み方は、作家さんが意図しているとおりではないかもしれないけど、
「受け止めたい」と思える文章だった。
そう。文章としてあらわれる前に、作家さんが考えていることを知りたい、
そこと会話したい、と思わせてくれる作品ばかりだった。
今回、はじめて読んだのだけど、これまでの本も読んでみよう。
そして、これからも注目して読んで行こう。
そんな作家さんにまた一人出会えたのが嬉しい。