ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ラフマニノフ チェロ・ソナタ

2009-02-19 22:40:54 | Weblog
CD。作曲:ラフマニノフ、アルツシュラー、演奏:ハレル、アシュケナージ

収録作品
1. チェロ・ソナタop.19
2. チェロとピアノのための2つの小品
3. ラフマニノフの主題によるメロディ
4. ロマンス ヘ短調
5. ヴォカリーズop.34―14

久しぶりに聞いたら、やっぱりよかった。

ラフマニノフのチェロは、会話のようだと思う。
ピアノ協奏曲は、どんどん自分の中心に落ちて行くような感じがして、
まるで人生そのもののような気がするのだけど、
チェロは、親しい人に、ふと話しかけているような感じ。

「あの木に、リスが来てたよ」
「今日は散歩に行ったのね。ゆっくりできた?」

「音の色が見えるみたい」
「あたたかい日差しだね」

こんな会話が、ふと始まり、ふと終わる。
そんな、とても静かな日常が思い浮かぶ。

ラフマニノフはピアニストとして、チェロに恋したのかもしれない。
だから、恋人に話しかけるように、安心して、思いつくままに話しかけている。
そんな雰囲気が濃いような気がする。
ピアノ協奏曲も好きだけど、私はチェロの小品も大好きだ。

それにしても、最近ラフマニノフのCDが増えたなあ。
「のだめ」のおかげか?