中村元著、現代語訳大乗仏典、東京書籍刊
このシリーズは、本当に読みやすくていい。
中村先生によるサンスクリット語からの和訳、漢訳との比較など、
私のような初心者が仏典に親しむ入門書としては、本当に最適。
般若経典では、「空」が説かれている。
否定も否定される、言葉ではいいあらわすことのできないこと、
とどまることのないこと、らしい。
認識は言葉に頼る部分が多いだけに、言葉でいいあらわすことができない境地を、
いったい、どんなふうに受け止めたらいいのか。
それに、何か考え事をしたとき「決めたい」し。
涅槃もない、悟りもない、と言われると、
じゃあ、迷ってぐるぐる考えている今の私の状態そのものが「空」なんですか?
と質問したくなる。
そして、「慈悲」というとても難しいことを考えていたときに、
たまたま昨日、ある友人と話す時間があった。
いろいろなことを言われたけれど、
要は「悟ったふりなんかしてないで、もっと自分がしたいことをやれ」と
言われたような気がする。
頭がガンガンするくらいストレートに。
かなりワガママに生きているけれど、まだまだ突き抜け方が足りないぞ、
と言われたと思った。
人生というのは、果てしない。
このシリーズは、本当に読みやすくていい。
中村先生によるサンスクリット語からの和訳、漢訳との比較など、
私のような初心者が仏典に親しむ入門書としては、本当に最適。
般若経典では、「空」が説かれている。
否定も否定される、言葉ではいいあらわすことのできないこと、
とどまることのないこと、らしい。
認識は言葉に頼る部分が多いだけに、言葉でいいあらわすことができない境地を、
いったい、どんなふうに受け止めたらいいのか。
それに、何か考え事をしたとき「決めたい」し。
涅槃もない、悟りもない、と言われると、
じゃあ、迷ってぐるぐる考えている今の私の状態そのものが「空」なんですか?
と質問したくなる。
そして、「慈悲」というとても難しいことを考えていたときに、
たまたま昨日、ある友人と話す時間があった。
いろいろなことを言われたけれど、
要は「悟ったふりなんかしてないで、もっと自分がしたいことをやれ」と
言われたような気がする。
頭がガンガンするくらいストレートに。
かなりワガママに生きているけれど、まだまだ突き抜け方が足りないぞ、
と言われたと思った。
人生というのは、果てしない。