ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

カサブランカ

2009-10-09 15:10:42 | Weblog
昨日、無性にカサブランカが見たくなって、
夜の10時半くらいからDVDをひっぱり出してきた。

小学生のときにはじめてこの映画を見たとき、
イングリッド・バーグマンの姿にあこがれた。
特にリックの店に入ってきたときの白い洋服が印象的で、
それから、お花のカサブランカも大好きになった。

1943年にアメリカでは、こんな映画を撮っていたんだ。
すごいなあ。

私は両親の影響で、幼いころから名画を見る機会にめぐまれていたと思う。
いま、何かがいかされているとは言えないけど、
映画を楽しむことは残っている。
もしかしたら、すごい財産をもらったのかもしれない。

最近の映画は、テンポはいいけれども、考えつくされている、と感じることが減った。
俳優さんの演技も、見ているうちに呑み込まれているような、
そんな迫力が減った。

実体験が減ったから、なんて陳腐な言葉ではまとめたくはないけど、
あまりにも全体が雰囲気だけで構成されているんじゃないかと思う。

それができるのは、ほんとの天才だけ。
そして、そんな人はほとんどいないような気がする。