今朝、桜の木が、「秋の美しい一日がはじまるよ。おはよう!」と言っていた。

自然と会話ができるような和の心は、猛暑の中では起きてこない。
会社までの道は、すべてアスファルトで覆われている。
むかし、雨や雪の日には水たまりをよけて歩いた道も、
いまは足下を確かめながら歩く必要がなくなった。
ふと気がつくと、小さい頃に見た風景が大きく変わっている。
一瞬、大きな不安を覚えた。
「女心と秋の空」と言ったって、ぜんぜんピンとこない。
さて、相変わらず、新しい同僚の派遣社員さん女性2名には、新鮮な発見がある。
どうやら、いろいろと彼女たちも戸惑っているらしい。
人はそれぞれ違うスキルをもって、それを「売り」にして働いているはずの派遣社員でも、
なにやら「他人と同じ」と思うことには、蜜のような魅力を感じるらしく、
なにかと話しかけてくる。
何をどのように感じるか、仕事としてやりやすいかどうか、なんていうのは、
人それぞれ違うのだから、
不安だったり、わからないことがあったら、そのへんにいる社員に聞けばいい。
何かを解決できるのは、責任能力のある社員であり、少なくとも派遣社員である私ではない。
まあ、そう言い放つとそれはそれで失礼だから、当たり障りがない(と思われる)回答で、
さっさと話を切り上げるようにしているのだけど、
どうやら彼女たちが知りたいのは、職場の人間関係というか、会社の空気というものらしい。
だから、彼女たちは私に、
「ここはこんな会社だよ。誰それさんはこんな人だよ。ここではこんなふうに働くんだよ」と、
よきアドバイスをすることを期待しているらしい、と、今日なんとなく気がついた。
もしくは、一緒に愚痴を言うか、不安を吐露するか、といったところなのだろう。
こういった話題へと私を誘導しようとする話し方が、私の好きな間合いの詰め方ではないので、
ますます話したくないと思うのだが、それに気づいてもらえることは永久にないだろう。
私みたいに、まだまったくの他人で、
彼女たち個人のことも知らなければ、私のこともまだ知らない。
そんな関係の人に「ここはこんなところ」と断言されて、
それで本当に安心をえることができるのだろうか。気持ち悪くないのだろうか。
けっこうまだまだどうして「ムラ社会」なんだなあ、と思った。

自然と会話ができるような和の心は、猛暑の中では起きてこない。
会社までの道は、すべてアスファルトで覆われている。
むかし、雨や雪の日には水たまりをよけて歩いた道も、
いまは足下を確かめながら歩く必要がなくなった。
ふと気がつくと、小さい頃に見た風景が大きく変わっている。
一瞬、大きな不安を覚えた。
「女心と秋の空」と言ったって、ぜんぜんピンとこない。
さて、相変わらず、新しい同僚の派遣社員さん女性2名には、新鮮な発見がある。
どうやら、いろいろと彼女たちも戸惑っているらしい。
人はそれぞれ違うスキルをもって、それを「売り」にして働いているはずの派遣社員でも、
なにやら「他人と同じ」と思うことには、蜜のような魅力を感じるらしく、
なにかと話しかけてくる。
何をどのように感じるか、仕事としてやりやすいかどうか、なんていうのは、
人それぞれ違うのだから、
不安だったり、わからないことがあったら、そのへんにいる社員に聞けばいい。
何かを解決できるのは、責任能力のある社員であり、少なくとも派遣社員である私ではない。
まあ、そう言い放つとそれはそれで失礼だから、当たり障りがない(と思われる)回答で、
さっさと話を切り上げるようにしているのだけど、
どうやら彼女たちが知りたいのは、職場の人間関係というか、会社の空気というものらしい。
だから、彼女たちは私に、
「ここはこんな会社だよ。誰それさんはこんな人だよ。ここではこんなふうに働くんだよ」と、
よきアドバイスをすることを期待しているらしい、と、今日なんとなく気がついた。
もしくは、一緒に愚痴を言うか、不安を吐露するか、といったところなのだろう。
こういった話題へと私を誘導しようとする話し方が、私の好きな間合いの詰め方ではないので、
ますます話したくないと思うのだが、それに気づいてもらえることは永久にないだろう。
私みたいに、まだまったくの他人で、
彼女たち個人のことも知らなければ、私のこともまだ知らない。
そんな関係の人に「ここはこんなところ」と断言されて、
それで本当に安心をえることができるのだろうか。気持ち悪くないのだろうか。
けっこうまだまだどうして「ムラ社会」なんだなあ、と思った。