ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

上海の社員旅行

2011-08-07 17:17:24 | Weblog
金曜日の夕食は浦東だったので、まるで大都会。



土曜日と日曜日は社員旅行で、臨安へ。
臨安は南宋の都があったところだから、一度行きたいと思っていたのだけれど、
この社員旅行は、いま中国人のあいだで流行っている、
「都会の人、田舎に泊まる」というパターンだったので、
別に、臨安という土地は、あまり関係なかった、ような気がする。

まず、漂流。



中国人たちは、水鉄砲を持って、違う船の人を攻撃する。
バケツで水をかけてくる人もいる。
恐ろしい遊びを考えるものだ。
すごい勢いで水がかかるので、カッパを着ていてもほとんど役に立たず。
風邪気味だったから、濡れたくないと言ったのだが、
そんなことに気配りはしてもらえない。

牛車をひく水牛が、水涼み。
でも、景色をのんびりと味わうような猶予は、与えてもらえない。
カメラも濡れて、カメラくんは、その後少しご機嫌ナナメだった。



陸に上がり、カッパを脱いだところで、
中国人のスタッフが、水鉄砲で水をかけてきた。
正面からその水を受けた上海女性は、デジカメに水がかかったらしく、
ものすごい、それこそ、「ブチ切れ」。
あそこまで怒れることが羨ましいくらいだった。

その後、山登り。
事前の予定表に山登りなんて書いてなかったぞ。
まあ、そんな文句を言ってもしかたがない。ここは中国だ。

台風の影響もあって、いきなり大雨が降ったり、急に晴れたりするし、
社員旅行って、合宿だったんですね。中国をなめてました。すみません。
給料天引きでお金を積み立ててまで、こんな苦行があるなんて。
とかなんとか、ブツクサ言いながら、雨ですべる山道を登った。



途中、道観のようなお寺に行き、お坊さんになにやらお札を一方的に渡され、
そのために100元単位のお布施を求められたのだけれど、
「は~? ぜんっぜんわからん」と言って逃げた。
だって「あなたは運勢のいい人ですね」って言われて、お札を渡され、
なんでまたお布施までしなきゃいけないのさ。
運勢が悪いからお祓いするならまだ話の展開としてわかるけど。

ようやく夕方着いた宿では、犬がお迎えをしてくれた。
上海女性に見習ってほしいような、おとなしさと慎ましさ。



夕飯はこんな感じ。

 

少し塩辛かったけれど、水が美味しいからか、とても野菜の味が濃くて美味しく、
上海でも食べることができたらいいのになあ、と思う料理だった。

朝食。



川で洗濯をするおばさん。
水がきれいだった。



静かなたたずまい。



その後、お土産屋さんをまわって、上海へ戻った。
上海につくと、台風は通り過ぎたあとだった。

まあ、運がよかったなあ。