ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

歩きにくい

2012-10-06 20:22:22 | Weblog
東京の人並みを歩くのが怖い。
特に、地元の商店街は、恐ろしさ倍増だ。

今日、17時すぎのちょうど夕飯の買い出しの時間帯に、
商店街を歩いていたら、無法地帯のようだった。
自転車のマナーは悪いし、
おばさんは道を譲っても「フン」とか「ヤー」などと言ってくる。

私の母の年代の人たちが、
まるで被害者のような顔をして、でも傍若無人に通り過ぎて行く。
商店のバイトの若い人たちは、言われた通りにやっているだけ。
そこに顧客はおろか他者はいない。

そしてそこに充満強いるのは、無言の声「わたしは悪くない」。

上海の道のほうがよっぽど歩きやすかった。
上海の人もマナーはよくないけれど、
でも、そこにあるのは自己顕示欲で、日本のような被害者意識ではない。

日本の閉塞感は、
みんなが被害者意識を共有しているからなんだろうと、ふと思った。