土曜日、上海の地下鉄11号線に乗って、南翔まで小籠包を食べに行って来た。
南翔がある嘉定区は、いまでこそ上海北西の郊外で、工業団地といったイメージだけど、
イギリスやフランスが上海に租界をつくる前は、あのあたりが上海の中心だった。
ということで、上海で有名な小籠包を食べるなら、本場南翔へ、となったわけだ。
一緒に行った友人おすすめの小籠包屋には、看板ネコがいる。
中国の一般的な飲食店では、お店の中をペットの犬猫が、堂々と歩いている。
確かに美味しい。写真は蟹粉入りのとワンタン。
腹ごなしに散歩していたら、南北朝時代に開かれたというお寺の跡地に着いた。
井戸を覗き込む中国の子ども。
もちろん誰も「お行儀が悪い」なんて注意はしない。
とりあえず、観光地として生まれ変わった南翔は、
それっぽい建物を、川沿いにたくさん建てている途中だ。
友人も私も大好きな臭豆腐。
注文してから揚げてくれたので、非常に香ばしかった。
ふと気がつくと、変態の男性がいた。
女性の写真を撮りまくっているおじさんで、
若い娘だけでなく、びっくりするような老女の写真も撮っていた。
あれは、どんなコレクションなんだろう。
さて、もう少し散歩すると、「尖閣諸島は中国の領土だ」カバンを見つけた。
笑えるけれど、やっぱり腹が立つ。
いまは落ち葉の季節。川面に流れる落ち葉を掃除している人たちがいた。
町中でも掃除の人たちは大忙しだ。
次に、古奇園(奇はけもののへん)という庭園に行った。
人が少なくて、先日の蘇州よりずっとよかった。
おじいさんの伴奏で歌うおばあさん。
こんな老後が私にも来たらいいなあ。
よく見たら造花っぽい蓮。
コクチョウもいた。
上海市の中心にもたくさん南翔小籠包のお店はあるけど、
やはり南翔で食べたのは、格別に美味しかったような気がする。
南翔の街を歩いていると、いろんなところに井戸があった。
いまは蓋がされて使われていないけれど、
この土地がかつて相当数の人口を抱えていたころの名残なんだろうと思った。
そしていずれ、新しい上海市が拡大して南翔を飲み込み、古井戸は本当に消えてしまうだろう。
中国を不思議だと思うのは、さんざん中国人をアヘン漬けにして、
首都北京を略奪した英仏連合軍のことは、まったく恨むことなく、
抗日戦争だけをクローズアップする点だ。
上海は、アジアなのに洋風建築がモダンなあか抜けた都市として、
きっとますます上海人を驕り高ぶらせながら、発展していくんだろうなあ。
南翔がある嘉定区は、いまでこそ上海北西の郊外で、工業団地といったイメージだけど、
イギリスやフランスが上海に租界をつくる前は、あのあたりが上海の中心だった。
ということで、上海で有名な小籠包を食べるなら、本場南翔へ、となったわけだ。
一緒に行った友人おすすめの小籠包屋には、看板ネコがいる。
中国の一般的な飲食店では、お店の中をペットの犬猫が、堂々と歩いている。
確かに美味しい。写真は蟹粉入りのとワンタン。
腹ごなしに散歩していたら、南北朝時代に開かれたというお寺の跡地に着いた。
井戸を覗き込む中国の子ども。
もちろん誰も「お行儀が悪い」なんて注意はしない。
とりあえず、観光地として生まれ変わった南翔は、
それっぽい建物を、川沿いにたくさん建てている途中だ。
友人も私も大好きな臭豆腐。
注文してから揚げてくれたので、非常に香ばしかった。
ふと気がつくと、変態の男性がいた。
女性の写真を撮りまくっているおじさんで、
若い娘だけでなく、びっくりするような老女の写真も撮っていた。
あれは、どんなコレクションなんだろう。
さて、もう少し散歩すると、「尖閣諸島は中国の領土だ」カバンを見つけた。
笑えるけれど、やっぱり腹が立つ。
いまは落ち葉の季節。川面に流れる落ち葉を掃除している人たちがいた。
町中でも掃除の人たちは大忙しだ。
次に、古奇園(奇はけもののへん)という庭園に行った。
人が少なくて、先日の蘇州よりずっとよかった。
おじいさんの伴奏で歌うおばあさん。
こんな老後が私にも来たらいいなあ。
よく見たら造花っぽい蓮。
コクチョウもいた。
上海市の中心にもたくさん南翔小籠包のお店はあるけど、
やはり南翔で食べたのは、格別に美味しかったような気がする。
南翔の街を歩いていると、いろんなところに井戸があった。
いまは蓋がされて使われていないけれど、
この土地がかつて相当数の人口を抱えていたころの名残なんだろうと思った。
そしていずれ、新しい上海市が拡大して南翔を飲み込み、古井戸は本当に消えてしまうだろう。
中国を不思議だと思うのは、さんざん中国人をアヘン漬けにして、
首都北京を略奪した英仏連合軍のことは、まったく恨むことなく、
抗日戦争だけをクローズアップする点だ。
上海は、アジアなのに洋風建築がモダンなあか抜けた都市として、
きっとますます上海人を驕り高ぶらせながら、発展していくんだろうなあ。