印刷コンサルタント

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はじまりはパウロ・コエーリョの「星の巡礼」だった。

2015-08-06 21:42:44 | サンチャゴ・デ・コンポステーラへの道
はじまりはパウロ・コエーリョの「星の巡礼」だった。

「星の巡礼」の文庫本を手にしたのは、もう10年以上も前だ。
古本屋で手にして、面白そうに思えたので買って、読んだはいいのだが、あまりに神秘主義的で、
途中で投げ出してしまった。
その頃は、巡礼とか、キリスト教などの理解も知識もなかったので、投げ出したのも当然といえば
当然かもしれない。
その後2007年に日本経済新聞に「還暦カミーノ・スペイン巡礼記」と題して、日経の記者が
還暦を期して、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの道を徒歩で歩く、紀行文を連載しているの
が目にとまり、はぁ。。こういう旅もあるのか。と思ったのを覚えている。
2007年とは、この駄文ブログを書き始めたころでもある。、

さてその後、家人がキリスト教の洗礼を受けたり、自分も還暦を迎えたりと色々ありつつ、この
春先から、漠然と「サンチャゴ・デ・コンポステーラに行ってみたい。自転車に乗っているとは
言え、800Kmを20Kg近いリュックを背負って歩く体力は自分にあるのか。・・・・」と自問
する日々が続いた。

会社勤めで、流石に2ヶ月間の休暇は取れない。留守の家をどうするのか。メダカの餌はどう
するか。ご近所になんと言っていくのか。などなどつまらないし、くだらない言い訳が次から
次に出てくる。

結論として、徒歩での巡礼はいつできるか判らないが、スペインの道の始まりの
サンジャンピエドポーへ行ってみよう。ということになった。

7月某日、羽田からパリへ飛んだ。パリでは、サン・ジャックの塔を記念に見学というか
今回の旅行の安全を祈念をしてきた。

サンチャゴというのはスペイン語で、英語ではジェームズ、フランス語ではジャック、
イタリア語ではジャコモ、ラテン語ではヤコブと呼ぶそうだ(星の巡礼から引用)。

そんな訳で、この写真はサン・ジャックの塔(つまり聖サンチャゴ)の夕刻の写真です。

この塔があるエリアはパリ市内、ど真ん中といっても良い場所だが、公園になって
いて、少し物騒なので、写真撮るのも、周りの様子を見ながらタイミング見計らって
撮ってきました。