リフト上駅から姥ヶ岳を望む
期日: 2016年5月3日
コースタイム・天候 晴れ風強い
月山IC=姥沢口P 7:40~8:08=月山リフト下駅8:27~30=上駅8:51―牛首9:47―月山山頂10:35―金(かな)姥(うば)―姥ヶ岳12:05―リフト上駅(昼食)12:20~47―下駅13:10=姥沢口P13:25
メンバー: 単独
記録
月山は農業の神「月読之命」が祀られており蜂子皇子によって改ざんされたとの事、山岳宗教の霊場とし信仰の対象とされており出羽三山の修験の山として現在でも多く修験者や参拝者が訪れている。
登山道としては、姥沢口、本道寺口、岩根沢口、肘折口、月山八合目口、湯殿山口が一般的との事。
過去に八合目口から二回登っているので姥沢口から登った。
姥沢口の駐車場からは、湯殿山、姥ヶ岳、月山がくっきり見えて期待が高まってくる。準備してリフト乗り場に行くと5m程行列ができている。さすが月山スキー場である。リフトを下りると姥ヶ岳と牛首、月山山頂までの雄大な眺めが迫ってきた。シールを着けたスキーヤに交じって出発。スキーヤが圧倒的に多い。
姥沢口駐車場より湯殿山、月山を望む
リフトより姥ヶ岳
リフト上駅より姥ヶ岳
夏道は牛首まで直接登って行くが、姥ヶ岳下を通って徐々に登ることにした。紫灯森(さいとうもり)下では上がりすぎて雪が切れている所があったのでやむを得ず夏道まで登って雪のない所をアイゼンを着けたままガリガリと下った。柴灯森下から雪面を歩くことができたが風が強くなってきて吹き飛ばされそうだった。
1550m付近より金姥、柴灯森方面を望む 一面の雪の原
1600m付近より牛首方面
牛首下から頂上方面 風が強い 急坂が見える
前方には、鍛冶小屋後下の急坂「鍛冶月光」が見えた。上部は雪がなくまた苦労しそうだ。トレースをたどってザラメの急坂を登ったが思ったよりも易しかった。
急坂 鍛冶月光の登り
振り返ると湯殿山の稜線、姥ヶ岳、遠方に朝日連峰がきれいに見えた。相変わらず風が強いので鍛冶小屋跡で風を避けてカッパを着た。夏道は岩が出ているがそのままアイゼンを着けて登った。
坂がゆるくなって芭蕉の句碑「雲の峯幾つ崩れて月の山」があった。学生時代に奥の細道で読んだのを思い出した。
鍛冶小屋跡付近から振り返る
芭蕉の句碑 頂上はすぐ先
半分雪に埋まった頂上小屋の脇を通り月山神社鳥居を通って本宮に着いた。下の社は出ていたが、上の本宮は半分埋まっていた。下の社の脇の雪壁を登ると本宮の後ろに一等三角点があった。北には鳥海山、南には朝日連峰が見えた。西方向の日本海は良くわからなかった。
頂上小屋 まだ営業はしていない
月山神社 右に雪壁がある
本宮の社 後ろは鳥海山
鳥海山方面を望む
神社横より朝日岳方面を望む
風が強いため、写真を撮るのを切り上げてすぐに下った。1980m付近から再度朝日連峰が良く見えた。雪のないガレ場を下り柴灯森、姥ヶ岳方面の展望を楽しみながら適当に斜面を歩いて姥ヶ岳へ向かった。左の谷は緩やかに下がっておりどこでも滑って降りることができる。
分岐下より湯殿山、姥ヶ岳方面
牛首上の急坂より柴灯森、金姥、姥ヶ岳方面
姥ヶ岳手前のピークから湯殿山へ尾根が続いていたが雪が切れている所があるので湯殿山へは行くのをあきらめた。姥ヶ岳では月山や南の月山湖などが見えた。スノーボーダーがいっぱい登ってきていた。三等三角点の写真を撮り南斜面を下ってリフト上駅に着いた。
姥ヶ岳山頂
姥ヶ岳山頂三角点
姥ヶ岳山頂三角点
頂上方面を振り返る
姥ヶ岳からリフト上駅方面を望む
リフト上駅に到着
下りのリフトは乗れないので、ゲレンデの脇を歩いて下駅に戻った。リフト乗り場には10m程の行列ができていた。人気の山と実感した。アイゼンを外して駐車場まで戻った。
リフト下駅の行列
月山GPSトラック