復活!やまがたの四季と暮らし

東北を転勤し13年間続いた仙台勤務が終了し現在は毎日が山形県人。前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

黒伏山で山ウサギに出会う

2010年02月27日 21時22分07秒 | 生き物
東根市の黒伏山。

この山域は向かい側にあるスノーパークジャングル×2を含んだ黒伏高原と
合わせウサギの生息数が他の山と比べほんとに多いエリア。
山の中に入っていくと足跡が数多く残っているし、経験的に
ウサギが走り抜ける姿を頻繁に目撃できてました。
ただ野生のウサギは動きが速くて、それこそ脱兎の如くで
写真にはなかなか撮れません。


右側が黒伏山山頂、左が南壁
画像には写っていませんが、右側を大きく回って山頂目指します。
実際はウサギを追っかけまわし過ぎて時間切れ、山頂には行ってません。
黒伏山は南壁ともにクラマーの挑戦意欲を掻き立てる急峻な岩壁
夏冬問わずたまに壁の途中から掛け声が聞こえてきたりする山です。




山の中に入ってしばらく登っていくと、早速木の皮をかじったウサギの食痕が出てきた。
まだ表面がミズミズしくて新しい。
ついさっきのような感じでした。




ウサギの足跡も目立ってきましたし、付いたばっかりの新しい感じです。
たぶん近くに居るだろうなーと思いながら、周囲を見渡しながら登っていきます。




そのまま登って行ったら、予想どうり前方100m先位をウサギが上に向かって
尻を跳ね上げながら走り抜けていきます。
普通はそのまま峰を越して見えなくなってしまうんですが、目線で追っていたら
運よく途中で止まってじっとしてくれました。

雪山に保護色の白ですから、すんごく見つけずらい。
距離も充分100m以上ありますから目線を外すと解らなくなるほど離れてます。
野生のウサギは子供動物園なんかのウサギとは全然違う生き物です。
常に獲物として狙われる立場の小型動物ですから、警戒心が非常に強い。
人間の僅かな足音で凄い勢いで山の上に駆け抜けていきますから、
写真に撮れたのも4、5年ぶりくらいでしょうか。
下の地図上の丸印がウサギの痕跡がいっぱいあって写真に撮った場所。
ここで遊びすぎて時間切れ。山頂はあきらめて帰ってきました。




少しずつ距離を詰めて行きました。
息を殺して静かに雪の小山越しに!
実際は30度以上の急斜面の上、前日の雨で腐れ雪。
ザクザク音立てまくりで近づいてます。




けっこう近づいて80mくらいまで寄ったでしょうか。
でも警戒してます。
ピンと立てた耳はこちらにしっかり向いてますから。




はっきり見えるようになりました。
距離は80mくらい、相変わらず耳をこちらに向け警戒してますが
雪の上に丸くしゃがんでまだ逃げ出す雰囲気にはない。




調子こいて一歩踏み出したら、やっぱり頭をもたげて伸びあがってきました。
いつでも逃げ出す雰囲気です。
耳は益々ピンと立ててきました。




周囲はこんな感じの急斜面。
木の根元の雪の窪地に潜んでいる。



たぶん食事の最中だったんでしょう。
邪魔したようで悪かったかな?
はっきり毛並みまで解るくらい近寄ったこれが最後で、一目散に逃げて行きました。
上に向かって行っても平地と変わらないような速さで!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まるで (2ぴき)
2010-02-28 08:40:42
こんにちわ
まるで私まで、うさぎに出会ったような気持ちになって引き込まれていきました
ウサギの食痕なんて見たことなかったです。
貴重な写真を楽しめました。。
昨日、娘のジュニア検定も無事合格しました。
モヤもアチコチで寝付いた草が見え始めていました。。
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合格おめでとうございます (わんこ)
2010-02-28 21:09:34
Jr1級合格よかったですね!
これから益々楽しみになってきますね。
こちらも例年以上に雪解けが早い感じです。
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