復活!やまがたの四季と暮らし

東北を転勤し13年間続いた仙台勤務が終了し現在は毎日が山形県人。前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

トチの実とクリの実

2006年09月19日 23時27分16秒 | 四季(秋)
トチの実が実りいっぱい落ちてました。

こんなかんじで実がなります。
実のまわりはクルミのように表皮で覆われてます。



実ってくると表皮が割れてきて落ちてきます。



表皮を剥いでみると、一見クリに似た実が一個入ってます。



色・ツヤ・硬さはクリにそっくりですが、全体的に丸みがあり
クリのように頭がとんがっていません。

このトチの実は、もりろん食用にできてトチ餅とかトチおかき・トチ味噌なんか
にして、田舎を売りにしている観光地のお土産屋で買えます。
クリのように茹でたら美味しそうにみえますけど、
実はこのトチの実は、灰汁というかシブが強くて1回茹でただけでは
舌がビリビリ痺れて大変な目にあいます。
熱湯に漬けてそのまま蓋をして一晩置いた後、乾燥させたり又茹でたり
殻を剥いた後にも茹でたり乾燥させたりして、食べれるまで1ヶ月近く
かかったりします。(シブ抜きの方法はそれぞれ違って秘伝だったりします)
それでもそのままで食べると舌が痺れたりするんで
トチ餅やおかき等の加工食品にして食べるのが一般的なようです。
そういうわけで子供の頃、ゆで栗の中に1個混ぜといていたずらしましたが
当然すぐばれるわけでしこたま怒られました。
当時の大人はしゃれが通じません。


クリの実も同じようにイガが割れて実が弾けてきてます。



これは山グリなんで実が小さいですが、色ツヤともしっかりクリです。



少し集めて家で茹でグリにして食べようと思います。
こうやって比べてみると、トチの実とはだいぶ違いますか。




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