復活!やまがたの四季と暮らし

東北を転勤し13年間続いた仙台勤務が終了し現在は毎日が山形県人。前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

埋没林

2009年06月10日 19時45分08秒 | くらし
ベンセ湿原の横の農道を歩いて約1㎞ほど
松林の中を進んでいくと日本海の海岸沿いにでます。

この海岸沿いは波で侵食された丘陵が延々続いていて、太古に埋没した
樹木の幹や根っこが断面に露出してきた埋没林を眺めることができる場所。

天気も回復し、青空が広がってきて海の青さも鮮やかに見えてきました。



右手に視線を向けると津軽半島が伸びています。



振り返って陸地側の延々続く丘陸段差の断面を見ると、あちらこちらから埋没林が
突き出ているのが一目で解ります。
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約二万八千年前に、最後の氷河期に突然の環境変化で一瞬に埋没した針葉樹林帯。
真空パックのような状態になったまま埋没したという貴重な樹木の化石。
というよりは、近くで眺め触ってみると生木に近い。


同じ年月を掛け侵食されて再び地表に姿を現して、太古の樹木を今眺めることが出来る。


埋没林のある海岸沿いが続きます。



それにしても、海の見えるしかも波打ち際まで来たのは久しぶりです。
なかなか来る機会がありませんでした。
というか、進んで来る機会を作らなかったんですが。
なにぶん山育ちでかなづちなもんですから、いい年こいて溺れてニュースになったら
みっともないでしょう!

しかし、波の穏やかな広々とした青い海を目の前にして気持ちのいい物でした。


海岸沿いにある防風林の役目をしている松林は、いま松の花が真っ盛りでした。


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