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スカーフ議員の5人目登場

2013年11月02日 | 国内
11月2日 公正発展党(AKP)のブルサ出身のジャナン・ジャンデミル議員が11月1日、スカーフを着用して国会の総会に出席すると発表し、10月31日にスカーフ着用で登院した4人の女性議員の仲間入りをしました。

 Hurriyet
ほおかぶりしちゃもったいない美人さんですね。


ジャンデミル議員はアンカラのアスランハネ・モスクの再オープン式に、スカーフ姿で列席しましたが、その後、スカーフ登院宣言をし、セヴデ・ベヤジット・カチャル議員ら4人に次いで5人目のスカーフ議員になりました。

政府は女性議員のスカーフ着用を、トルコ議会の“成熟”を示すものとして歓迎し、野党も長い暑い論争がやっと合意をもって解決したことに満足を示しています。

・・・私個人としては、スカーフさんは見ているだけで、うっとうしくて嫌いです。モスクで被るだけならいいですけど。


   シリア国境では壁建設に反対して女性町長がハンスト

シリア内戦以来、シリア=トルコ国境は一部無法状態となってしまったので、トルコ政府はシリアからの不法入国者や密輸業者の出入りを防ぐため、1か月ほど前から壁の建設を始めています。
ところが、国境の町ヌサイビンの女性町長アイシェ・ギョクカンさんが壁建設に反対して、11月1日から、国境の鉄条網の前で、すわりこみハンストを始めました。

 Hurriyet
国境でハンストをつづけるギョクカン町長


2日、クルド系政党・平和民主党(BDP)のギュルタン・クシャナク共同議長が、国境でハンスト中のギョクカン町長を激励に訪れました。
「町長の断固たる姿勢に感謝します。町長は命がけで、恥ずべき壁に反対しています」と、クシャナク共同議長は彼女と話した後、記者団に語りました。

「この戦いはわれわれすべて、若者、女性たち、すべての戦いです。この壁は建てさせません」とクシャナク共同議長は言っています。アイシェ・ギョクカン町長のハンストは2日めに入りました。

町長は一時、体調が悪くなり病院に運ばれましたが、医者の助言にも抵抗しガンコにハンストをつづけています。
「彼女は血糖値が低く、血圧が大きく上下しています」とクシャナク共同議長はギョクカン町長の健康状態について言いました。

クシャナク共同議長の報告後、県会議員を含む50人ほどのBDP党員が、町長を支持してハンストに入りました。1人の地元の女性も昨日から、町長支持のハンストを始めています。

シリア国境を挟んで相対するトルコの町ヌサイビンとシリアの町カミシュリには、いくつかの集団が壁建設に反対して集まっています。

・・・国境の出入りが野放し状態というのも法治国家としてまずいと思いますが・・・


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