11月8日 エルドアン首相が、「男女学生の同宿をやめさせる規制が必要なら、政府は規制する」と発言し、反響を呼んでいます(11月5日の頁参照)。
法律の専門家たちは「プライバシーの権利は憲法と、トルコが調印した国際協定によって保証されている」と力説しています。
法律の専門家たちは「プライバシーの権利は憲法と、トルコが調印した国際協定によって保証されている」と力説しています。
Hurriyet
エルドアン首相は11月5日、「政府は男女学生の同宿を阻止する法的規制を設ける用意がある」と明言し、男女学生の同宿は「社会的価値観に反する」と言いました。
「若い男女が1軒の家にいっしょに住むことがまっとうなことでしょうか? あなたは自分の娘がそうしたら黙認しますか? 法的規制が必要なら、政府は規制を行います」
それは私的な家に関してか、寄宿舎だけのことかという記者の質問に、エルドアン首相は上記のように答えました。
イスタンブール・ビルギ大学法学部のトゥルグト・タルハンル教授は、犯罪捜査のような合法的理由なしに私的生活に介入することは、非合法であるだけでなく、人権侵害にもなると言いました。
「現行の法律は、犯罪捜査、公的治安に関わる場合、また倫理に関わる場合でも、合法的理由があれば介入を認めています。しかし、介入の方法は民主国家の範囲内であるべきでしょう」と、タルハンル教授はHurriyet 紙に語りました。
「首相の発言はこのような介入の域を超えているようで、人権侵害になるかも」
学生の同宿を規制するためには、トルコの憲法20条を書きかえなければなりません。憲法20条には「すべての人は私的な生活の尊重を要求する権利がある」とあります。
・・・「同棲」「同居」と書かず「同宿」と書いたのは、エルドアン首相は、とにかく男女学生が同じ屋根の下に暮らすのを認めたくないようなので。
「若い男女が1軒の家にいっしょに住むことがまっとうなことでしょうか? あなたは自分の娘がそうしたら黙認しますか? 法的規制が必要なら、政府は規制を行います」
それは私的な家に関してか、寄宿舎だけのことかという記者の質問に、エルドアン首相は上記のように答えました。
イスタンブール・ビルギ大学法学部のトゥルグト・タルハンル教授は、犯罪捜査のような合法的理由なしに私的生活に介入することは、非合法であるだけでなく、人権侵害にもなると言いました。
「現行の法律は、犯罪捜査、公的治安に関わる場合、また倫理に関わる場合でも、合法的理由があれば介入を認めています。しかし、介入の方法は民主国家の範囲内であるべきでしょう」と、タルハンル教授はHurriyet 紙に語りました。
「首相の発言はこのような介入の域を超えているようで、人権侵害になるかも」
学生の同宿を規制するためには、トルコの憲法20条を書きかえなければなりません。憲法20条には「すべての人は私的な生活の尊重を要求する権利がある」とあります。
・・・「同棲」「同居」と書かず「同宿」と書いたのは、エルドアン首相は、とにかく男女学生が同じ屋根の下に暮らすのを認めたくないようなので。
重武器を満載したトラックがシリア国境近くで捕まった
ロケット兵器の弾頭、バズーカ砲、ミサイル、爆弾、銃が、南部アダナ県のシリア国境近くで押収されました。
ヒュセイン・アヴニ・コシュ知事によると、総計1200個のロケット兵器の弾頭が押収されたそうです。
ヒュセイン・アヴニ・コシュ知事によると、総計1200個のロケット兵器の弾頭が押収されたそうです。
Hurriyet
アダナの警察隊は11月7日朝、当初は麻薬を運んでいると思って怪しいトラックを追い、武器類を発見しました。
コンヤ県のプレートをつけたトラックは、警察が待機していた金属工場跡で取り押さえられました。
テロ対策チームが、爆発物処理班とともに、トラックを市内の警察署に移動し、トラックの積荷はリストアップされた後、警察署で下ろされました。トラックの運転手は逮捕され、調査が始まっています。
コンヤ県のプレートをつけたトラックは、警察が待機していた金属工場跡で取り押さえられました。
テロ対策チームが、爆発物処理班とともに、トラックを市内の警察署に移動し、トラックの積荷はリストアップされた後、警察署で下ろされました。トラックの運転手は逮捕され、調査が始まっています。
女性議員のスカーフに次いでパンツスタイルも解禁へ
最大野党の有名議員の呼びかけで、国会の「憲法調整委員会」は女性議員が議会総会で
スラックスを着用する道を開くための憲法の修正を認めました。
委員会は国会内規の第56条の変更の提議を認め、従来の「女性はスーツを着用」のかわりに「女性はスカートとジャケットまたはスラックスとジャケット着用」に変えました。この修正は来週の総会で認められると思われます。
スラックスを着用する道を開くための憲法の修正を認めました。
委員会は国会内規の第56条の変更の提議を認め、従来の「女性はスーツを着用」のかわりに「女性はスカートとジャケットまたはスラックスとジャケット着用」に変えました。この修正は来週の総会で認められると思われます。
Hurriyet
議会の憲法調整陪審員団がスラックス問題を討議しました。
長い間、女性議員の不満のタネだったスラックス禁止問題は、10月31日、数人の公正発展党(AKP)の議員がスカーフ着用で議会総会に出席した後、再燃しました。
共和人民党(CHP)のシャファク・パヴェイ議員は開会中、発言し、女性議員が議会でスカーフ着用を許されたのに、議会の内規がいまだにスラックス着用を妨げていると訴えました。
義足を使用しているパヴェイ議員は、内規が正式にスラックス着用を認めるよう要求しつづけてきました。
ジェミル・チチェッキ国会議長は、スカーフの場合と同様、スラックス問題も、内規の修正をしなくても、調整によって決議できると言いましたが、パヴェイ議員は「内規をきちんと修正するまで、私はスラックスをはかない」と主張しました。
・・・スラックス着用OKか否かなんて、議論するような問題じゃないと思いますけど。
そういえば、ギリシアのメテオラの正教の修道院でも、パンツ・スタイルの女性は入場禁止でしたよ。
共和人民党(CHP)のシャファク・パヴェイ議員は開会中、発言し、女性議員が議会でスカーフ着用を許されたのに、議会の内規がいまだにスラックス着用を妨げていると訴えました。
義足を使用しているパヴェイ議員は、内規が正式にスラックス着用を認めるよう要求しつづけてきました。
ジェミル・チチェッキ国会議長は、スカーフの場合と同様、スラックス問題も、内規の修正をしなくても、調整によって決議できると言いましたが、パヴェイ議員は「内規をきちんと修正するまで、私はスラックスをはかない」と主張しました。
・・・スラックス着用OKか否かなんて、議論するような問題じゃないと思いますけど。
そういえば、ギリシアのメテオラの正教の修道院でも、パンツ・スタイルの女性は入場禁止でしたよ。
「ときどきダイアリー」ヘ