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サッカー選手たちがソマの犠牲者の墓を訪れた

2014年05月19日 | 国内
5月19日 トルコ・サッカー連盟とナショナル・チームが、トルコ史上最悪の炭鉱事故の犠牲者たちが埋葬されたマニサの共同墓地を訪れました。
サッカー選手と役員たちは犠牲者の親族たちに弔意を表明し、共同墓地にカーネーションを捧げて、亡き鉱夫たちのために祈りました。

 Sabah

炭鉱事故は全国民を悲しませました。トルコ国民はトルコ独立戦争の開戦を記念する祝日も、亡くなった鉱夫たちに哀悼の意を捧げました。
最悪の事態となったソマ炭鉱事故は、263人の鉱夫が死亡した1992年のゾングルダクの事故を超えました。


ソマ炭鉱事故で25人が逮捕

トルコ史上最悪の炭鉱事故で、5人が逮捕されました。逮捕された会社幹部の中には、ソマ・ホールディングのオーナーの息子で、同社のCEOジャン・ギュルカンも入っています。
法廷審問後、ソマ炭鉱社の経営者アクン・チェリキ、技術者ヤルチン・エルドーアンとエルタン・エルソイ、保安主任ヤシン・クルナズらが拘留されたと、ベキル・シャヒネル検事が言いました。

 Sabah

会社幹部を含む25人が拘束され、審問された後の5人の逮捕になりました。
事故に関する最初の報告では、5月13日の事故の原因は、推測されていたように電気変圧器の故障ではないと、シャヒネル検事は言っています。原因はまだわかりません。

日曜に、救助チームが地下に閉じ込められていた最後の2人の遺体を運び出して、炭坑内の救助活動は終わり、死者数は301人に達しました。
検査官は炭鉱の地下作業を止めるよう命じました。事後検査の監督のために、何十人もの検察官が任じられました。

480人以上の作業員が最悪の炭鉱事故を生きのびました


ソマの炭坑夫の多くは、もと農夫だった

トルコ農業会議所組合(TZOB)のシェムシ・バイラクタル会長によると、5月13日の災害で死んだ鉱夫の多くは、まえは農夫だったそうです。
バイラクタル会長は災害地を訪れた後の声明で、トルコの農業部門の雇用は落ち込んでいると言い、農夫とその子供たちに、他の分野で働くための職業訓練を提供するべきだと言いました。

 Hurriyet

「将来、何百万人もの人々が農業を離れ、炭坑や建設の無資格作業員として雇われるでしょう。これら作業場で、作業の安全と保健対策がとられれば、多くの死者を出す事故は避けられるでしょう」とバイラクタル会長は言っています。

トルコの農業部門には930万人の人々が雇用されてきましたが、2013年には600万人に減っているということです。
農業会議所は301人の命を奪った事故の犠牲者の家族を支援するキャンペーンを始めました。


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