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ギリシャの経済危機の影響で、トルコのクルーズ観光の成長が減速

2014年05月13日 | 観光
5月13日 トルコ旅行社協会が発表した「トルコ・クルーズ観光レポート」によると、トルコのクルーズ船観光の成長率は、過去10年、毎年少なくとも10%は成長していましたが、今年は2%くらいに減速するだろうということです。

 Hurriyet

クルーズ観光成長減速の最大の理由はギリシャの経済危機です。ギリシャのピレウス港でストライキがつづいていますが、レポートによると、トルコに来る観光船の40%はピレウスから来ていました。

「世界のクルーズ会社がピレウスのストライキに対して対策をとりはじめている。多くのクルーズ会社は2014年の計画を東地中海から西地中海に変更しているが、これがトルコのクルーズ成長の障害になっている」とレポートは言っています。

トルコはここ10年、クルーズ客の人気観光地で、トルコ・クルーズ産業は毎年、倍増の成長を示していました。2003年、トルコの港に入るクルーズ船の乗客は、58万1000人でしたが、2013年には220万人になり、世界的平均を大きく上まわりました。

新しい港の必要
トルコ旅行社協会のバシャラン・ウルソイ会長は、トルコはギリシャの悪影響を回避するために、独自の港を開き、クルーズ・ツアーの“出発点”になるべきだと言っています。
「トルコには、イスタンブール、イズミル、クシャダスに向かう船のための港が必要です。イスタンブールの交通のハブになったイエニカプを、それにするべきです」とウルソイ会長はレポートで言っています。


炭鉱で出火。200人以上の労働者が閉じ込められた

西部マニサ県ソマ地区の炭鉱で火が出て、多くの作業員が煙の影響を受けたという報告がありました。

 Sabah

20人の作業員が救出されたと、ソマ地区のメフメト・バハッティン・アトチュ長官は言っています。
救出された作業員は地元の病院に運ばれましたが、200人以上が炭鉱内に閉じ込められています。


炭鉱事故続報  200~300人が閉じ込められている。

5月13日、マニサ県ソマ地区の炭鉱で、200~300人の作業員が閉じ込められたというトルコ当局の発表です。
少なくとも1人の作業員が、この事故で亡くなりました。「少なくとも20人の鉱夫が死んだ」とAKPのムザッフェル・ユルトタシュ議員が言いましたが、正式の発表はまだありません。

 Hurriyet
 
作業員の家族が炭鉱の入口に集まってきました。彼らの親族の救出作業は続いています。


タネル・ユルドゥス・エネルギー相は事件後、最初の声明で死傷者について語り、メディアが言う死者数はまちがっているかもしれないと言いました。
「さまざまな人数が報告されているが、私はどれが正しいとは言えない。われわれはまず、地下の作業員を救出しなければならない」と、エネルギー相はマニサへ向かうまえに記者団に言いました。

現在、救助チームが働いていると、エネルギー相は強調しました。「火が問題ですが、酸素が坑内に送り込まれていますから・・・」
ソマ地区のメフメト・バハッティン・アトチュ長官はNTVテレビで、20人の作業員が救出されたと語りました。

地下2キロメートルで、配電装置が爆発する事故が起こったため、坑内エレベーターは止まっています。
坑内に充満している煙が救出作業の妨げになっているとアトチュ長官は言いました。
アナドルニュースは瓦礫の下から引き出された作業員が、すぐに死んだと報じました。

最大野党・共和人民党(CHP)は救出作業をフォローするために、7人の議員団を送ったと発表しました。
最初の報告では、火が出たとき、およそ580人の作業員が坑内にいましたが、280人が逃げ出し、その他が炭鉱の入口から4キロの地下に閉じ込められたということです。

・・・心配ですね。一刻も早く、1人でも多く助かりますように。


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