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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

10歳でなくなった少女の臓器が5人の命を救った

2019年08月21日 | 国内
8月22日 18日、バルケシル県で10歳の少女が流れ弾の犠牲になりましたが、彼女の両親は臓器の寄贈を決意し、少女の臓器は5人の命を救いました。

 Hurriyet
こんなかわいい女の子が! ご両親の心中は・・・


セリン・ジェベジちゃんは、悲しいことに、バルケシル・エルデク区の娯楽施設で、2人の男のケンカのあげくの流れ弾が頭に当たりました。「私たちは他の子供たちの希望になるために、私たちの天使の臓器を寄贈することにしました。私たちの子供はむなしくなくなりました。私たちはせめて他の子供たちが生きて欲しいのです」とセリンちゃんの両親は言いました。

セリンちゃんの心臓、肺、腎臓、肝臓、角膜は、家族の決断後、バンドゥルマ国立病院で外科的に摘出されました。彼女の臓器はイスタンブルとアンカラとブルサの5人の患者を生きのびさせるでしょう。

事件は8月12日に起こりました。エルデム・トゥランという男が娯楽施設の警備員エムラフ・サルトゥクさんと口論を始めました。トゥランは口論後、娯楽施設を出て行きましたが、その後、戻ってきて、ライフル銃でサルトゥクさんを撃ちました。

「私たちが娯楽施設で遊んでいるとき、銃を持った男が来て、警備員を撃ちました。警備員は建物の中に逃げ込み、男は警備員を追って発砲しました」とセリンちゃんの叔母チシェム・テクフィダンさんは言いました。5人が負傷し、その中の2人は重傷です。犯人は警察に捕まり、すぐに逮捕されました。

「ライフルの散弾が、10歳の姪の頭にあたって、姪はなくなりました。大勢がけがをして、たいへんな混乱になりました」と彼女は語りました。「娯楽施設のオーナーはなにもしてくれませんでしたが、通りがかりの人たちが怪我人を車に運んでくれました」

セリンちゃんは病院で6日間生きましたが、医療の力及ばず、なくなりました。彼女のほかにもう1人、46歳の男性がこの事件で亡くなっています。


「トルコはテロを黙認しない」ソイル内相

スレイマン・ソイル内相が、テロの存在が黙認されると期待している人は、大きな思い違いをしていると言いました。

 Hurriyet

東南部の県の3人の市長がテロを支援していると言われた件について、ソイル内相は「国家、法律、憲法が、トルコの都市の真ん中でテロを行なおうとする人々を黙認すると思ったら大まちがいだ」と語りました。「国家も、法も、民主主義も、しっかり機能している。合法的な手段を使って、テロと民主主義をリンクさせようとするのは無責任な行為だ」

「法律と民主主義の基本的な役割は、人々の清き一票をテロに利用することではない」とソイル内相は記者団に言いました。問題の市長たちは、トルコ政府がテロ・グループPKKとつながっているとして告発している野党・人民民主党(HDP)の党員です。

8月19日、内務省は、ディヤルバクルのアドナン・セルチュク・ムズラクル市長、マルディンのアフメト・テュルク市長、ヴァンのベディア・オズギョクチェ・エルタン市長を停職にしました。市長たちはすでに、テロ組織またはテロ集団のメンバーの宣伝をしたとして告発されていると、内務省は言っています。

内務省によると、PKKは、彼らが意のままにできる候補を立てるために大変な努力をしたそうです。この市長たちは、それぞれの市を、トルコ政府と分離した行政組織に変えようとしていたと、内務省は言っています。


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ピアニストのサイ氏が金採掘のための森林伐採に反対して演奏会

2019年08月20日 | 国内
8月21日 トルコの作曲家でピアニストのファズル・サイ氏が、8月18日、カナダの会社によるシアン化金採掘場建設のための森林伐採に反対して、森林が伐採された場所でリサイタルを開きました。

 Hurriyet
森林が伐採された場所でコンサートを開いたファズル・サイ氏


コンサートには、チャナッカレのウルギュル・ギョクハン市長や、多くのNGOの代表たちを含む何千人もの人々が集まりました。環境破壊に世界の注意を向けるために、コンサートはチャナッカレ市の協賛で行われました。コンサートでサイ氏は、森林伐採地に捧げた新曲「カズ山賛歌」を演奏しました。その後、彼の他の作品も、クラシック曲も演奏されました。

「カズ山脈のために始まった抗議運動の24日目の今日、ここにおいでの方々に感謝します。この運動を始めた方々に触発され、コンサートを開きました。彼らに協力することが、私たちの目的です」とサイ氏はコンサート中に語りました。「私たち、この衛星の人間は、未来のためになにか残したいと願います。私たちはこの衛星を守る必要があります」

Fazil Say home

コンサート後、参加者たちは採掘場に抗議の行進をしました。チャナッカレのキラスル町近くの土地を買ったカナダの採掘会社アラモス・ゴールド(株)はこの数週間、活動家たちの強い抵抗に直面しています。環境保護活動家たちは、多くの木を切り倒さなければならない採掘場の建設を止めさせるために、7月26日、「水と良心」と名づけた運動を始めました。

しかし、当局者たちは、たった13000本の木を切っただけであり、後でまた植林すると言っています。活動家たちは、金採掘のための活動は環境に大きなダメージを与えると主張しています。


米国がシリア体制側とその同盟国にイドリブ攻撃を止めるよう促した

トルコ軍の車列に対する空爆で市民3人が死亡、12人が負傷した後、アメリカは8月19日、シリア体制側とその同盟国に、シリア北部イドリブ県での、あらゆる敵対行為をただちに止めるよう要請ました。

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「アサド対英側とその同盟軍は、すぐにイドリブの休戦を実施しなければならない」と、モーガン・オータガス国務省報道官がツイッターで言いました。「今日のトルコ軍への無謀な空爆は、市民、人道主義者、インフラに対する広範な攻撃につながる。すぐに攻撃を止めるべきだ」

トルコ国防省によると、月曜、トルコ軍は、監視所の安全を確保し、物資供給ルートを維持し、市民の死傷者を防ぐために、イドリブへの移動を開始しました。トルコ国防省は空爆を強く非難し、空爆はロシアとの協定に違反すると言いました。トルコとロシアは昨9月、イドリブを安全地帯にすることで合意しています。

しかし、シリア体制側とその同盟軍は、執拗に休戦協定を破り、この地域に頻繁に攻撃を仕掛けてきます。8月19日だけで、6人の市民が体制側とロシア軍の空爆で死亡しました。「シリア人権監視所」によると、反体制軍はハマ県のカン・シュイウウ町と村々から撤退しました。


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「シリアの安全地帯のための米土センターは、まもなくスタートする」

2019年08月18日 | 国内
8月19日 シリアの安全地帯を管理するための米土共同作戦センターは、来週から機能しはじめると、トルコのフルシ・アカル国防相が、8月16日、発表しました。

 Hurriyet
中央のブルーのシャツがアカル国防相


アカル国防相は、ヤシャル・ギュレル参謀総長と陸・海・空軍の司令官とともに、東南部のシャンルウルファを訪れ、「トルコ=アメリカ共同作戦センター」の設立の準備中の軍を視察しました。センター設立のための時間割は、スケジュールどおりに円滑に進んでいると、アカル国防相は言いました。

国防相はまた、シリアの安全地帯の領空の管理と調整など多くの件でも、アメリカと合意したと強調しました。しかし、アカル国防相は、アメリカがテロリストYPGに協力していることには批判的でした。トルコの同盟国であるアメリカは、できるだけ早く協力を止めるよう、国防相は勧告しています。

YPGはテロリスト集団PKKのシリア支部であり、PKKは30年間にわたって、トルコで、子供や女性,嬰児を含む4万人を殺害しています。


イスタンブルは豪雨の被害から復旧中

イスタンブルのイマムオール市長は、8月18日、1人が死亡した豪雨の後、市はインフラを徹底的に調査すると言いました。

 Hurriyet
水が引いた後のエミニョニュ広場の地下道


「洪水は内部警告です・・・私は市の書記長と話し合い、関係部署が総がかりで、すぐにインフラの調査復旧に取りかかるよう言いいました」と、イマムオール市長は、イスタンブル市の「災害管理センター」で記者団に語りました。

「最近の20~25年に、このような危機的災害の起こった地域を洗い出す仕事に取りかかること。そして、その地域に合わせて、中期的・長期的対策をリストアップするよう指示しました。この件については、メデイアに通告しながら進めます」と、市長は言いました。

8月18日の豪雨で、市内数か所が洪水になり、1人がなくなりました。雨は朝早くから降りだし、昼頃には激しくなりました。エミニョニュ広場の歩行者用地下道は水が溢れ、腰まで来た水から商品を救おうと懸命になっている人々の姿を防犯カメラがとらえていました。


トルコはギリシャの島へ渡航を試みる移民330人を捉えた

8月18日、トルコ当局はギリシャの島へ渡ろうとしていた移民330人を捉えたと言いました。

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チャナッカレ県クチュッククユ地区の沿岸警備隊は、8月17日以後、7回の作戦を行ない、渡航を試みる移民を捕まえました。捕まった移民は、アフガン、シリア、イラン、イラクの国籍でした。レスボス島へ渡ろうとする移民が最近増えていると警備隊は言っています。8月10日以後、699人が捕まっています。

国連のデータによると、地中海経由でEU圏に到着するケースは、より長くより危険な北アフリカからイタリアへの船旅を含めて、2017年は17万2301人でした。この数は、2015年の100万人余、2016年の36万2753人にくらべたら減少ではあります。

EUの30億ユーロの援助と、トルコ人のビザ規制緩和と交換条件で、トルコが、トルコ経由でEU圏へ渡ろうとする移民の管理を強化したためです。しかしまだ、危険な船旅を試みる移民は多く、トルコは彼らの主要な出発点になってしまっています。


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「世界の戦場の大半はイスラム国だ」CHP党首

2019年08月16日 | 国内
8月18日 「世界の戦場の大半はイスラム国だ。イスラム国の多くが飢えと貧困に苦しんでいる」と、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール議長が言いました。

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「ハジ・ベクタシ・ヴェリによれば、人は善意で競い、不正に抵抗し、正義から逸脱することなく、決して絶望すべきではないというが、今日、世界の戦場の大半はイスラム国だという現実がある」と、CHP党首は、8月16日、アレヴィ派の神秘主義者ハジ・ベクタシ・ヴェリを記念する式典で語りました。

「戦争や飢えで苦しむ子供たちの多くがムスリムであることを、私は残念に思う。苦しみと流血を早く終わらせたい」と、クルチュダルオール議長は付言しました。イラク、シリア、イエメン、リビアで、ムスリムたちがイスラムの名において殺し合っていると、彼は言い、「自国を出て移民しなければならない人々もムスリムだ」と付言しました。

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相も、この式典で、ムスリムの人々が世界で最も苦しんでいると言いました。式典はネヴシェヒル県ハジベクタシ区で行われましたが、ここにハジ・ベクタシ・ヴェリの墓所があります。

アレヴィ派の人々は、預言者ムハムマドの甥で、義理の息子のカリフ・アリを信奉し、トルコ人の大半を占めるスンニー派とは異なる宗教行事を行なっています。


豪雨がイスタンブルを直撃。1人死亡

8月17日、豪雨と洪水が1人の命を奪い、道路に水が溢れ、公共交通機関にも影響しました。豪雨のため、道路に多くの水たまりができて車は進めず、地下道にも水が溢れました。

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ウンカパヌ区の地下道で男性の遺体が見つかりました。エミニョニュ広場の歩行者用地下道も水浸しになり、商店主たちは水を搔きだすのに大わらわでした。多くの車が立ち往生し、消防隊に救出されました。以前の豪雨のときは、ウシュクダル広場に海水が上がり、陸と海の境目がなくなりました。

Hurriyet
地下道に水が入った! 地下道内の商店の被害甚大


急な洪水のために、アジア側とヨーロッパ側を結ぶフェリーは休航になりました。当局は市民に悪天候に注意するよう警告を出しました。気象庁は8月16日、イスタンブルに豪雨が降ると事前警告を出していました。


マルマラ地震20周年が記念された


8月17日、1999年のマルマラ地震を記念して、マルマラ地方でさまざまなイベントが行われました。近年最悪の地震災害だったマルマラ地震では、1万8000人が死亡し、5万人が負傷しました。

 Hurriyet

人々は、例年どおり、震源地だったギョルチュク町の地震記念碑の前に集まりました。1999年8月17日午前3時2分、7.5マグニチュードの地震がこの地方を襲いました。エルドアン大統領は「マルマラ地震で命を落としたわが市民たちに、神の御恵がありますように」と、ツイッターで言いました。

「わが国最大の災害マルマラ地震で、多くの人々が命を落とし、負傷し、家を失いました。月日は過ぎましたが、人々の悲しみは和らがず、愛する者を忘れることはできません。私たちは今後も忘れません」と、コジャエリ知事室は声明で言いました。

ムラト・クルム環境・都市化相は、「トルコ当局はマルマラ地震以後、全国の73万の建物を審査し、人々の住居が今後の地震に耐えうるか査定してきた」と言いました。地震は9万6808戸の住居と1万5944の職場を破壊しました。とくに、コジャエリ、サカリヤ、ヤロヴァ、イスタンブル、ボル、デュズジェの諸県では、23万1364戸の住居と3万2569の職場がダメージを受けました。

ある専門家は、1999年の地震以来、マルマラ地方では、またの大地震に備えて多くの対策がとられているが、さらなる備えが必要だと、ヒュリエット紙に言いました。


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犠牲祭休暇のビーチはツーリストでいっぱい

2019年08月16日 | 国内
8月17日 内外のツーリストに人気トップのアンタリヤ県とムーラ県を含め、トルコのリゾート地は、犠牲祭の休暇中100%満杯になりました。

 Hurriyet

[私たちは550万人の市民が故郷に帰り、450万人がリゾート地に出かけると予想していました」と、「プロ・ホテル協会」のウルカイ・アトマジャ会長がアナドル通信に語りました。「約1000万の人々が休暇中に旅行しました。とくにエーゲ海岸と地中海岸に集中しました」

毎日、10万人の人々が、人口4000人のムーラ県ウラ地区にやってきました。[私たちは住民の25倍のゲストを迎えました。実り多い犠牲祭でした」とウラ区のイスマイル・アクカヤ区長は言いました。ウラでは遊覧船も毎日、満杯でした。

国内ツーリストはムーラ、マルマリス、フェティエ、ボドゥルムで休暇を過ごし、外国人ツーリストは、黄金のビーチとトルコブルーの海を求めてアンタリヤに集まりました。マルマリスも遊覧船は満杯。「休暇中は、毎日、2万人の人々が青い海のクルーズを楽しみました」と船舶会議所マルマリス支部のハリル・バアル議長は言いました。「毎日、5000人がギュレット{木造帆船)でマルマリスの入江にやってきます」

アンタリヤ、とくにカシュのカプタジ・ビーチ、ケメルのファセリス湾、ガジパシャの「王の湾」がツーリストを集めています。トルコの美しいビーチ10のひとつ、アンタリヤのクレオパトラ・ビーチもツーリストに人気です。柔らかく細かいビーチの砂は、クレオパトラの命令で北アフリカから運ばれたと言われます。

5日間の休暇に、およそ60万人の外国人ツーリストと10万人の国内ツーリストがアンタリヤを訪れたと、「地中海観光ホテル業者・投資家協会」のエルカン・ヤアジュ会長は言いました。彼もアンタリヤのホテルの稼働率は100%だと言っています。


犠牲祭中、3万5000人のシロウト肉屋がけがをした


ムスリムの聖日、犠牲祭には、家畜を屠り、その肉を配る伝統行事が行われますが、トルコでは経験不足のシロウト肉屋たちが負傷しました。

 Hurriyet

保健省によると、犠牲祭の4日間に、トルコ全国で3万5000人が動物を屠る最中にけがをして救急治療室に行くことになりました。事故の多くは犠牲祭の初日で、1日に3万人が病院に駆け込みました。人口の最も多い都市イスタンブルでは、ケガ人も最も多く、約3000人、次は首都アンカラで、2300人が病院へ。3位はコンヤで2223人が負傷しました。

トルコでは庭園や公園、広場、大通りのような公共の場所で動物を屠ると、287リラ(約50ドル)の罰金が科されます。動物のは、市が指定した衛生的な施設で行うことが推奨されています。

・・・私、生きてる羊サンがお肉になるまで、しっかり見たことがありますが、シロウトが簡単にできる仕事ではありませんよ。


「アメリカとの安全地帯政策に変わりはない」トルコ国防省

トルコ国防省が、8月15日、アメリカとの協力で設置する予定の安全地帯に関するトルコのスタンスには変わりはないと言いました。

 Hurriyet

「メディアの報道には事実でないものもあるが、安全地帯は北部シリアに、アメリカとの協力で設けられる予定である」と、国防省はツイッターで言いました。「アメリカと共同で行われる活動については、国防相が一般に公表する。国防省は以前に発表したスタンスに変わりわない」と国防省は言いました。

トルコ軍とアメリカ軍当局は、8月7日、安全地帯を設置し、現在トルコに住んでいるシリア人たちの帰国を容易にするために、平和の回廊をつくることで合意しました。両国はまた、共同作戦センターを設立することでも合意しています。


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トルコとインドネシアの首脳が犠牲祭の挨拶を交わした

2019年08月15日 | 国際
8月16日 トルコのエルドアン大統領は、8月14日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領と電話で犠牲祭を祝いました。両大統領は電話で犠牲祭の挨拶を交わしたと、大統領府報道局が声明で言いました。

 Hurriyet
インドネシアのウィドド大統領(左)とトルコのエルドアン大統領


犠牲祭は預言者アブラハムが、神の命令に従って、息子を犠牲にしようとした故事に由来します。アブラハムが息子の命を絶とうとした瞬間、神は息子の代わりに羊を犠牲にするよう命じました。ムスリムはこの故事を記念して、犠牲祭には動物を犠牲にし、その肉を貧者や親族と分かち合います。


トルコの多様な海の生物が国連本部に展示される

最近、天然資源掘削について論争の中心になっている東地中海はまた、多様な海の生物の中心でもあります。

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海洋生物の多様性を紹介するために、トルコの「海洋研究財団」(TUDAV)が、来週、ニューヨークの国連本部で写真展を開催します。「トルコの海で見つけよう」と題した写真展は、「海洋生物の多様性に関する政府間協議会」週間中に開かれます。トルコ外務省と国連トルコ代表部が写真展を後援しています。

海洋研究財団の代表バイラム・オズテュルク博士は、地中海と黒海における持続的漁業と海洋保護区の必要を力説しました。「トルコは黒海と地中海に海岸線を持つ唯一の国です。2つの海には、汚染や乱獲などによる気象の変化がはっきりと見られます。2つの海の未来は、私たちにかかっています。私たちの体験と保護対策を、国連の友人たちと共有したいと思います」とオズテュルク博士は言いました。


トルコのの5月の失業率は12.8%だった

トルコの失業率は、5月、12.8%だったと、8月15日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

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統計局によると、この数字は昨年同月に比して、3.1%の増加になります。15歳以上の失業者数は、5月、100万増えて416万になりました。非農業失業率は3.4%増えて、15%になりました。15歳から24歳までの若者の失業率は、5.5%増えて23.3%に達しました。


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女性沿岸警備隊員の喜びと悲しみ

2019年08月15日 | 国内
8月15日 「沿岸警備隊員は、日々の仕事の中で、不法移民の流入を憂い、溺れる移民の子供を救ったときは誇らしく、移民の溺死体に接したときは悲しく思っている」と、イスタンブルの沖合で任務に就いている女性隊員たちは言いました。

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「捜索と救助が問題なく終わったときは、大きな幸せを感じ、救った人々と話し合い、喜びを分かち合います。海で溺れている人、とくに赤ちゃんや子供を救ったときは無上の喜びを感じます。彼らを抱きしめ、喜びに涙します」と、沿岸警備隊のエスラ・チャムケルテン中尉は、8月14日、ヒュリエット紙に語りました。

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「反対に、救えなかった人の遺体を見るのは悲しいことです。赤ちゃんや子供の遺体は見るに堪えません」と彼女は付言しました。

Hurriyet

犠牲者の遺体を親族に返すことも、警備隊の仕事のうちです。「私たちは出航する前に、遺体に出会わないように祈ります」と、以前は商船の乗組員だったチャムケルテン中尉は言いました。


犠牲祭中の交通事故が50人の命を奪った


今年の犠牲祭中に、トルコ全国で50人が交通事故で命を落としたと、内務省が言いました。

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犠牲祭の初日の8月11日から、最後の日の14日までの4日間に、45件の事故が、国内33県で起こりました。警官11万6236人、バス旅行をモニターする要員360人、警察と憲兵隊の視察官56人が交通対策のための任務に就いたと、内務省が声明で言いました。

この10年間、モーターバイクがブームになっていますが、車の衝突による事故は大きく減少しています。内務省によると、これは緻密な交通安全対策を行われたためだそうです。「18県の危険な場所で20件のバス事故が起こりましたが、死亡者は出なかった」と内務省は言っています。

内務省は市民に、交通渋滞が予想される、休暇の終りの8月17日、18日を避けて、帰りの日を調整し、運転中は2時間に10分の休憩をするよう勧めました。内務省はまた、バス旅行であっても、シートベルトを締めることの重要性を力説し、交通ルールを守るよう勧告しました。


アンタリヤのカメちゃんたち、海に到着

アンタリヤのチュラル・ビーチで生まれた、およそ1400匹のカメが海に到着しました。このビーチは絶滅の危機にある種カレッタ・カレッタ(アオウミガメ)の重要な産卵地です。

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ウルプナルのハビプ・アルトゥンカヤ町長によると、今年のカメの巣の数は、昨年の152からぐんと減って85です。しかし、ひとつの巣から生まれる赤ちゃんガメの平均数は増えていると、彼は言いました。

[私たちは今日、世界に有名なチュラル・ビーチで、ツーリストたちといっしょに、カメの巣を開けました。私たちが開けた巣は28です。今日までに、28の巣から出た1400匹の赤ちゃんガメが海に着きました」とアルトゥンカヤさんは言いました。

ウルプナルの住民たちでつくっている協同組合は、ビーチにカメの保護地帯を設け、赤ちゃんガメが安全に海へ這って行けるように、ツーリストたちに午後10時以後はビーチに入らないように警告しています。2019年には、トルコの地中海岸と南西部のビーチから、10万匹のベイビー・カレッタ・カレッタが海に到着すると思われます。

しかし、赤ちゃんガメの大半は魚の餌食になって生き残れない宿命にあります。


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メッカ巡礼中のトルコ人28人がなくなった

2019年08月14日 | 国際
8月14日 少なくとも28人のトルコ人が、サウジアラビアへの巡礼中に亡くなったと、8月12日、トルコの宗教庁が記者団に語りました。

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「メッカ巡礼中、28人のトルコ市民がなくなった」と、トルコ宗教庁のアリ・エルバシュ長官が記者団に語りました。エルバシュ長官は、なくなった人々のために神の慈悲を願い、親族に弔意を述べました。

メッカ巡礼はイスラム信仰の“5つの柱”(五行)のひとつです。巡礼はムスリムにとって、財政が許すなら、生涯に1度は行わなければならない義務です。ムスリムたちはメッカ巡礼によって、預言者ムハムマドの時代に戻れると信じています。

巡礼は毎年、イスラム月の12月の8日から12日に行われます。ムスリムの巡礼は、この5日間、メッカの集中します。彼らはメッカで、カバア神殿の周囲を7回めぐり、アルサファとアルマルワの丘の間を走って7往復し、ザムザムの泉の聖水を飲み、最後にアラファト渓谷に立って、悪魔に石を投げます。イスラム歴は月相をベースにしているので、巡礼の日にちは太陽暦と異なります。

・・・メッカ巡礼では、大勢の人が集中するので、これまでにも人々が将棋倒しになってなくなったりしています。サウジ当局もモニターカメラを配置したりして注意しているようですが、また惨事が起こったのでしょうか。


米土共同作戦センター設立へ準備始まる

シリアに安全地帯を設立するためのアメリカとトルコの共同作戦センターの準備が始まったと、トルコ国防省が発表しました。


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国防省は声明で、アメリカと共同で計画されている北部シリアの安全地帯設立のために、トルコのシャンルウルファに共同作戦センターを設置する準備が始まったと言いました。8月12日、アメリカ・チームのメンバー6人が、作戦センター設立のためにシャンルウルファに到着しました。国防省はセンター設立のための作業はできるだけ早く進めると言っています。

8月7日、トルコとアメリカは、故国へ帰りたがっているシリア人たちの帰国を容易にするための“平和の回廊”として、安全地帯を設立することで合意しました。アメリカとトルコは、そのための共同作戦センターを設けることでも合意しています。この合意に際しては、トルコの安全保障への懸念に対処するための治安対策を講じることも考慮されました。


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トルコの支援機関が世界の貧者に犠牲祭の肉を贈った

2019年08月13日 | 国際
8月13日 世界のムスリム諸国の大半が、8月11日、4日間の犠牲祭の初日を迎えました。助けを必要としている世界の多くの人々に、トルコの支援機関から犠牲祭の肉が贈られました。

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「トルコ宗教財団」(TDV)は世界149か国に犠牲祭の肉を贈りました。多くのトルコ人が貧しい人々に肉を贈るためにTDVに献金しました。「トルコの情け深い人々の援助で、トルコの72県、世界の149の国々の助けを必要としている人々に、犠牲祭の肉を届けることができました」と、TDVのメフメト・サワシュ・ポラト会長が声明で言いました。「神様のおかげで、私たちは毎年、世界に犠牲祭の喜びを届けてきました」

トルコの赤新月社(クズライ)は、バルカン、中央アジア、中東、南米の51か国に支援を贈りました。クズライのケレム・クヌク議長は、赤新月社のチャリティを支援している博愛主義者たちも、犠牲祭の運動に大きな関心を示したと言いました。クヌク議長は献金に感謝し、クズライは世界の貧しい人々に支援を届けつづけると言いました。

また、イスタンブル・ベースの「人道主義救済財団」(IHH)は、西バルカンの900家族に犠牲祭の肉を贈りました。[私たちは、今年はコソヴォ、セルビア、北マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナその他のバルカン諸国に肉を届けました」と、IHHの委員の1人、オスマン・アタライさんはアナドル通信に言いました。


マルマリスの湾にメジロザメの保護区域ができた



トルコ南西部マルマリスの湾がメジロザメの保護区域になり、このエリアでの漁とダイビングが禁じられました。

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ムーラ県マルマリス地区のボンジュク湾が「自然遺産保護総局」によってサメの保護地域に指定されました。「湾内での漁業と潜水活動はすべて禁止です。湾はサメのためのエリアになりました。サメは衛星発信機によってモニターされます」と、「地中海保護協会」のザフェル・クズルカヤ会長は言いました。

大西洋とインド洋産のメジロザメは、乱獲に弱い種とされています。「毎年、1億匹のサメが殺されています。サメたちは大きな危機にあります。サメたちは食物連鎖のトップにありますから、彼らの存在は非常に重要です。食物連鎖から彼らを除外したら、エコシステムは崩壊します」と、彼は言いました。

「湾に来るサメは2メートルにもなります。彼らは4月5月にやってきます。水温によって、1年中、彼らを見ることができます。私たちが5年間つづけている観察によれば、水温が26度以上になると、彼らはここへ来ません。湾の水温は8月から9月中旬まで26度を超えるので、サメたちはその期間、ここを去ります」と、1987年からサメを観察しつづけているクズルカヤ氏は言いました。


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「トルコは東地中海の既成事実を認めない」国防相

2019年08月12日 | 国内
8月12日 フルシ・アカル国防相と司令官らが、東地中海の掘削船「ヤウズ号」に伴走しているフリゲート艦の船上で、東地中海とエーゲ海でのトルコの活動について話し合いました。

 Hurriyet
フリゲート艦上で司令官らと話し合うアカル国防相(ブルーの半袖シャツ)


「われわれはわれわれ自身と、トルコ・キプロス共和国(TRNC)国民の権利を守ってきた。今後も守りつづける」とアカル国防相は言いました。「われわれはキプロスと東地中海とエーゲ海の既成事実に目をつむってはいない。われわれはいかなる方法をとっても、この問題に関して,われわれの権利に反する決定はさせない」と国防相はくり返しました。

アカル国防相はまた、ギリシャ・キプロス側が天然資源の探査と掘削活動を行なっている限り、いかなる動きも見逃さないと強調しました。

アカル国防相は、8月10日、ヤシャル・ギュレル参謀長と陸海空の司令官らとともに、TRNCに到着し、軍を視察し、トルコ・キプロス当局者と一連の会談を行ないました。トルコはギリシャ・キプロス政府の東地中海での一方的な掘削に、首尾一貫して異議を唱え、TRNCにもこの地域の資源に権利があると主張してきました。


「トルコはユーフラテスの東のテロリストを一掃する」トルコ外相

トルコは、シリアのアフリンやジャラブルスのように、ユーフラテスの東からテロリストYPG/PKKを、万難を排して一掃すると、8月11日、メヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

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「トルコはアメリカに、マンビジでしたようなことはさせない」と、外相は、彼の故郷アンタリヤで、犠牲祭の挨拶中に言いました。「アメリカはわが国とともに認めたロードマップを実践していない」と彼は言い、さらに「アメリカと共同でも、アメリカ抜きでも、いずれにしろユーフラテスの東のテロリストを一掃する」と付言しました。

トルコは2016年以来の「ユーフラテスの盾作戦」と「オリーブの枝作戦」につづいて、北シリアのユーフラテスの東の対テロ作戦を約束しています。この2年間のトルコの作戦が、この地方をYPG/PKKやISILのテロリストから解放し、故郷を追われていた多くの市民が家に帰ってきました。

トルコとアメリカのマンビジ協定は、シリア・アレッポーの北部のマンビジを平穏にするために、テロリストYPG/PKKを徹底させることに焦点をあてたものでした。YPGはテロ・グループPKKのシリア支部です。PKKはトルコで30年余にわたって、多くの子供、女性、嬰児を含む4万人の人々を殺しています。
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