「何か1つ」を見つける毎日(⌒‐⌒)

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名前の由来 Y田下宿から始まった7

2020-05-04 20:33:33 | Y田下宿から始まった😼
Y田下宿の住人の紹介もあと三人となった。え、二人じゃないですか、と思った方、そうなんです、下宿人はあと二人ですが、Y田下宿はこの人なくしては語られない、という超重要人物、Y田バンバさんについても是非や紹介させてください。何度も注意され、ある時は実家の母にまでチクられて、くっそー💢と思ったこともあったY田バンバだが、何だかんだいって、彼女には相当世話になったからなあ。
大御所、Y田バンバについてはあとから書くことにして、今回は、Y田2のSヅちゃんについて書いてみます。Sヅちゃんは、美人タイプが多かったY田下宿の中では珍しい、カワイイ系の女のコでした。2、3回お部屋にお邪魔させていただきましたが、非常に女の子らしいお部屋だったのを覚えています。このSヅちゃんの名前なのですが、ご両親様が、宮城県を流れる美しい川からとってつけてくれたのだそうです。Sヅちゃんという素敵な名前でした。川→リバー、という事で、前にSヅちゃんをリバちゃんと書きましたが、やはり、本名に近いSヅちゃん、と呼ばせていただきます。Sヅちゃんは、少し不思議な雰囲気を醸し出してる女の子でした。あと、理由はよくわからないけど、結構下宿にいないことが多かったです。たまに、日曜の朝などに洗濯してる時に会って「あら、久しぶり、元気でしたか、、。」みたいなでこえをかけてくれました。ある時、食堂で黙々と夕飯食べてたら、Sヅちゃんから唐突に「○原女史、ご飯食べ終わったら私の部屋に来ませんか。」と誘われて、喜んでお邪魔させて頂いたことがありました。そう言えばなぜかは全くわかりませんが、私の下宿内でのあだ名は「○原女史」でした。はじめにそう呼び出したのはY田1のOさんで、
女史なんてそれまで一度も呼ばれたことないので妙な感じでしたが、そのうち気にしなくなりました。
下宿の予備校生の志望大学は だいたいみな知ってましたが、Sヅちゃんのちゃんの志望大学は最後まよくわかりませんでした。医療系だった気もするし、文系だった気もします。とにかく、覚えていません。
さて、誘われればどこにでも行くのが私のモットー?でしたので、夕飯後、早速Sヅちゃんの部屋に、お菓子を持って遊びに行きました。お部屋に入ってすぐに目についたのは大きめの、川の写真でした。その時はその川がSヅ川だとは全くわからなかったので、ただ眺めていたのですが、Sヅちゃんに淹れてもらった日本茶をズズズと啜りながら、この写真は?と尋ねてみたところ、意外な、かつ感動する説明が始まったのです。「この川はね、Sヅ(Sヅちゃんは、自分のことを名前で呼んでいた)の名前のもとになった大切な川なのよ。宮城県の北を流れる川で、Sヅの親がこのきれいな川を見て、私の名前に決めたんだって。Sヅはこの名前がすごく気に入ってるの。大切にしてるの」、、なんていい話なんだろう。Sヅちゃん、あなたは幸せものね。
感動しながら、ふと自分の名前の由来について考えてみた。サツコという名前、、。親は2つの意味があると言ってたなあ。当時は同じ名前の人がいっぱいいたような気がする。そしてその頃、私の名前がタイトルになってる歌があり、その歌の歌詞の中にバナナが半分しか食べられないのよ、かわいそうね♫と言うところがあり、幼心に、なぜ、バナナを一本食べられないのか、と疑問を抱いていた。
話がずれたが、Sヅちゃんは、そんなわけで、本当に自分の名前を愛していたようだ。そんなSヅちゃんは、占いが好きだったようで、私の誕生日を聞いて、いろいろなことを調べてくれた。内容は忘れてしまったが、魚座は寂しがりや一人でいるのが苦手です、みたいな事を言われた覚えがある。しばらく話し込んだあと、そろそろ部屋に戻ろうとすると「○原女史、これからも時々お部屋に遊びに来てね。また占ってあげるから」と言われた。Sヅさんは、とにかく女らしい、かわいい人だったと記憶している。彼女の部屋には、その後2回くらいしか遊びに行ったけど、毎回占いをしてくれた。今何してるのかな。まさか、占い師とか、、。


私以外は、、。 Y田下宿から始まった 余談

2020-05-04 12:04:07 | Y田下宿から始まった😼
書いているうちに色んな事を思い出してきた。しかし、人というのは時として記憶を、自分の都合のいいように塗り変えてしまっている、と言うような事もあるらしいから私の記憶も事実とは少し変わっているかも知れない。が、ここまで色々書いてきて気づいた一つの事実がある。 当時Y田下宿にいた住人は、私以外は、全員美人だったという事だ。これは間違いない。本当にみなきれいだった。すごくないですか、これ👏。Y田下宿=美人の園と呼びたいくらいだ。のちに登場する、Y田2、一階、玄関入ってすぐ左の部屋に住んでいたリバちゃんも、美しかったもんね。
Y田バンバが入居者を決める際、まさか顔も選考基準に入れていたわけではないだろうが、何だか、不思議な気分だ。そして、その中でたった一人、どう頑張っても美人ではなかった私というのは、逆に貴重な存在だったのではないか🤔。何か私にしかできない役割があったのかもしれない。泥棒よけとか、、(゚∀゚ )アヒャャャャャャャ



Y田1のマドンナについて Y田下宿から始まった6

2020-05-04 11:26:58 | Y田下宿から始まった😼
今回登場するのは、余り深いお付き合いはなかった、Y田1入居の予備校生、才媛geっちゃんです。前にも書いたがY田1に入居していた秋田出身の二人は非常に優秀なかたたちだった。2人とも秋田1の進学校出身で目指す大学も、ともに難関大学だった。実はこのお二人さんの名前は、どちらも忘れてしまった。どうしても思い出せない(^_^;)。でも、才媛の1人のあだ名は覚えている。geっちゃん。会う機会が少なく、話すのは食堂でご飯を食べる時くらいだった。この二人、同じ秀才でも全くタイプが異なり、たまに話すたびに、どちらにも非常に興味を唆られるのである。第一志望が津田塾大学、奈良女子大学、とそれぞれ異なっていたが、名門女子大と言う共通点があった。Y田バンバの部屋の隣の部屋に住む津田塾志望のgeっちゃんと、玄関を入ってすぐ横にある部屋に住む奈良女子志望のOさん。geっちゃんとは下宿の敷地内にある小さな中庭で時々長めの立ち話をした。geっちゃんOさんともに美人だった。このあたりはさすが秋田だなあ、という感じだ。ただし、顔立ちは二人全く異なっていた。私が立ち話をするgeっちゃんは、当時絶大な人気を博していた女優の竹下景子さんに似ている正統派の美人さんであった。でも、鼻高なところがまるでなく、気さくで本当に明るかった。才色兼備を地でゆくタイプか本当の名前は忘れたがあだ名が何故か「geッちゃん」だったのだ。このあだ名だけは覚えている。
,記憶では名前にGは含まれていなかったと思う。もう一人の秋田美人Oさんに「高校の時からgeっちゃんはずっとgeっちゃんと言うあだ名だったのよ」と聞いた。何かしら由来はあるのだろうが、わからずじまいのまま終わった。そのgeっちゃんだがガリ勉タイプではなく、息抜きなども適度に取り入れ楽しみながらも勉強はきっちりやりますよ、的な人だったと思う。梅雨が開け、爽やかな季節を迎えた頃だったと思うが、クラブの飲み会を終え、門限時間を過ぎた夜中に、こそ泥のように下宿の開閉式の門柱(この門柱がまた相当に古くて、どんなに静かに開けようとしてもギギ〜キ〜ッととんでもない音を立てるのだ。この音のせいで、門限を破った事がY田バンバにバレるしくみを開いていると、背後から「○原さん」と小さな声で呼ばれた。振り返るとそこに、マドンナgeっちゃんが少し赤い顔をして立っていた。「あれ、geっちゃん、今帰りですか?」「はい、今日は誘われて少し遊んできました」と言う。聞くと、予備校の男の人たち数人から誘われて食事をしてきたのだそうだ。男の子に誘われて食事かぁ、、。何か羨ましい話だぜ。まあ、そうだろうなあ。geっちゃん、めっちゃもてそうだもん、、。なんたって竹下景子似の才媛ですからね、、。で、気になって尋ねてみた。「もしかして、お酒飲んでます?」すると、geっちゃんは、自分の頬に手を当て「えっ!何で?私の顔赤いですか?」と焦ったように言った。「実は少しだけ。食前酒を頂いたの」なんだ、、酒飲んできたんじゃないんだ‥食前酒なんて飲んだうちに入らんだろう。しかしその程度で赤くなるなんて、なんて可愛いのだろう。geっちゃんは、しきりに頬に手をやりながら「○原さん、わたし、今日は本当に楽しかったですー。もっともっといろんな人たちと話してみたいと思いました。もちろん、勉強も頑張りますが!」ああ、やはりgeっちゃんは素敵な女性。私ももっとgeっちゃんといろんな事を話してみたいなあ💕。しばらく話したあと、門限破りの二人は、こっそりと屋敷内に入りY田1、2それぞれの部屋に戻っていった。、、翌朝、半分まだ寝てるような状態で食堂に行くと、geっちゃんとOさん、マジマさんがすでに朝ご飯を食べていた。geっちゃんは普段と変わらずちゃんと起きたんだ。シャンとしている。さすがだ。感心してると、台所からY田バンバが出てきた。「○原さん!おはようございます。ところで昨日何時に帰ってきました?」「はあ、、すみません、少し遅くなりましたー」「あんまり夜中に一人で歩かないほうがいいですよ、危ないから。あと、門限守ってくださいよ。昨日は珍しくgさん(geっちゃん)も遅かったんですよね。みなさん、頼みますね😤」geっちゃんは、特に悪びれた様子もなく「すみません、気をつけます。」と一言。食べ終わって飯台から立ち上がると、まだ座っていたgeっちゃんが私を見上げ、ニヤッと笑った。私もニヤッと笑い返した。何かよくわからないけど面白い。一足先に食堂から出ると、geっちゃんが追いかけてきた。「〇原さん、注意されちゃいましたねえ、、(*^^*)」ハハハ。まあ、私はしょっちゅうですが、、。「○原さん、私昨日も言ったけど、勉強だけでなく、今しかできない色んな事をしてみたいと思いました(^ν^)。」「それ、すごくいいと思いますよ!頑張ってください!!」多分予備校で、日々新しい出会いがあり、今まで知らなかった世界を見つけたのだろう。Oさんが言うには、きれいで明るくその上頭のいい、まさに天がニ物を与えたようなgeっちゃんには、予備校内にファンクラブ?みたいなものまでできていたそうな。ああ、、羨ましい事よ。私もファンの一人ですぞ、と心で呟き、部屋に戻った。