北京食堂の夕暮れ(沢野ひとし)
沢野ひとしといえば、椎名誠や目黒考二らと親しいイラストレーターだと記憶している。このあたりの人たちに対しては、少し距離を置いている。評価しているけれど、全面的な支持じゃない、という感じ。
で、この人には山のエッセーが多いらしいが、読もうとは思わない。しかし、日中関係が悪化してからくり返し行くようになった中国を舞台とするこのエッセーは、嫌みなく自然に読むことができたし、全体として一編の物語のようにも思えてくる。歳を重ねての達観のようなものが滲み出ている。
私のように読まず嫌いにしている人にも、この本だけは薦めたい。
沢野ひとしといえば、椎名誠や目黒考二らと親しいイラストレーターだと記憶している。このあたりの人たちに対しては、少し距離を置いている。評価しているけれど、全面的な支持じゃない、という感じ。
で、この人には山のエッセーが多いらしいが、読もうとは思わない。しかし、日中関係が悪化してからくり返し行くようになった中国を舞台とするこのエッセーは、嫌みなく自然に読むことができたし、全体として一編の物語のようにも思えてくる。歳を重ねての達観のようなものが滲み出ている。
私のように読まず嫌いにしている人にも、この本だけは薦めたい。