カテゴリー〔動植物〕
根を乾燥させたものはハクトウオウと言う生薬であるというが、有毒植物である。日本では絶滅危惧種であるというオキナグサ。4月29日に新聞を見ていたら保護されている自生地の記事が出ていた。4月から5月にかけて咲くと言うのだが、是非自生地で見てみたいと思い立ち、この日の予定を変更して出かけてみた。
天候はぽつぽつ雨の降る生憎なもの。しかも気温もさほど上がらぬ中であった。とりあえず新聞にあった地名とオキナグサをキーワードにおおよその場所を確認した。後は、カーナビに地名を入れて運に任せた。
Photo-01 オキナグサ キンポウゲ科 P. cernua (Thunb.)Spreng.
現地は道端や沢筋にまだたくさんの残雪を見る状況であった。ショウジョウバカマが咲いているところを見るとまだ早春の状態。雪深い山村は遅い春を迎えたばかりなのだ。車を止めて少し歩くと保護を呼びかける新潟県の看板がある。良かった。目的地に来ていることを確信した。
棚田地帯を歩き始めたとたんに足下に点在しているのが分かった。惜しまれるのは天候が優れないこと。これだとすっきり開花はしないと言う感じだ。今回12枚の写真点数で紹介しているが、うつむき加減に咲くこの花はまだ半開き状態であった。ふさふさとした毛に覆われる独特の姿のオキナグサ。図鑑だけの存在とあきらめていたが、自生地で実物を見られた幸運に感激したし、感謝である。とりあえず盗掘等の過去があるというので、地名は伏せておく。
Photo-02 道端の日当たりの良さそうな場所にでした
Photo-03 天候が回復し、気温さえあれば...
Photo-04 上を向いては咲かないようです
Photo-05 皆下を向いています
Photo-06 畦にもあるんです 現地の人たちが大切にしてきたそうです
Photo-07 棚田の法面に群落がありました
Photo-08 こんなカブが散在して群落をなしていました
Photo-09 天候の良い時に再挑戦したいくらいです
Photo-10 ここへは長岡から1時間近くかかるのです
Photo-11 現場付近に民家はありますが 全く人には会いませんでした
Photo-12 貴重な植物です いつまでも守らねばなりません
https://www.pharm.or.jp/flowers/post.html
【参考サイト:日本薬学会/オキナグサ】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%82%B5
【参考サイト:ウィキペディア/オキナグサ】
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写真撮影:2021年04月03日
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新・地理の部屋と佐渡島
https://blog.goo.ne.jp/sadonesia
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地理の部屋と佐渡島(旧版の方です)
http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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頭を垂れて咲いている姿は、慎ましやかですね。
図鑑を見ると、もう少し、開くようですが、これでも、十分気品を保っています。
実になると、白い髭が生えて来るのですね。
大きなかぶをしていますね~
そして雨に濡れてとても綺麗です
地元の方が大切にされているのですね
田んぼのあぜ道では危険ですね。
ちなみにオキナグサの名前は
花ではなく咲いたあとの綿毛の姿から
きています。
真っ白な綿毛が白髪の翁に例えられました。
野外でこんなふうに見られるのはよいですね。
白い髭が生えてきた姿もなかなかよいものです。
急に雨模様になり 洗濯もの カミさん頑張って
中に入れています
「オキナグサ/絶滅危惧種」
「貴重な植物です いつまでも守らねなりません」
余り綺麗なのでビックリです
又 雨が降って来ました 7人分干してあります
そちらのスプリングエフェメラルは、
雪国故に冬場の降雪に保護されてる部分が有るのでしょうね。
立派な個体群、乱獲に遭うとあっという間に消滅しちゃいそうです。
カーナビで良く見付けられましたね。
繰り返しています。気温も低く休日の
天候としてはつらい一日です。畑仕事
とかしたかったのですが。
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■mcnjさんへ。
そうですね。ネットや図鑑を見ますと
もう少し花が開きますね。そうそう、
花子の姿も見てみたいものです。ただ、
車で一時間近くかかるんです。
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■hirugaoさんへ。
そうでしたか。それでもご覧になった
ことがあるのですね。当方は初めてで
した。全く図鑑で見るだけの植物でし
たので感激でした。
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■山小屋さんへ。
もう普通に自生している感じでした。
棚田の法面や農道脇の少し広いところ
はなんとなく保護されている感じもし
ましたけどね。
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■ディックさんへ。
昔から地域の人たちは除草剤をまいた
りせず、さらにはオキナグサをさけて
草刈りをしてきていたというのです。
ほんとうの山間の過疎高齢化の集落で
した。
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■安人さんへ。
そうでしたか。こちらは一日不安定で
降ったりやんだりしています。今はし
っかり降っています。7人分の洗濯物と
言いますと大変ですね。
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■サイモン(simon777)さんへ。
そうですね。分厚い雪に守られてもい
ましょう。ですが、やはり悪い人もい
るのだと新聞にはありました。
さて、どうやって行ったか。もう地名
だけでした。一応ネットでも見ていき
ましたけどね。行ったらなんとかなる
かなって具合でした。
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すばらしいですね。
近所の根岸森林公園は、めずらしい草花をひっくるめて、草刈りは業者に依頼し、業者は素人を雇い、なんでもかんでも徹底して丸刈りです。
いまでは根岸森林公園の写真は桜のときくらいになってしまいました。
>オキナグサをさけて草刈りをしてきていた
新聞で読んだ記事の受け売りです(笑)。
とにかくこの付近の棚田も手入れされている
ようです。雪深い過疎高齢化の地域だと思
いますが、皆さん頑張っているんだろうなあ
と思いました。ただ、集落としての維持は
限界に近いかもしれません。豪雪地でもあり
ますから。