カテゴリー〔山歩き〕
山頂が近づいてきている。湿原・草原の中に延々と続く木道があるが、気が付くとその木道を飛んでは止まりする蝶の姿を見た。よく見るとキベリタテハであった。参考にした昆虫エクスプローラでは「本州では中部以北の山地~亜高山帯に生息」とあった。里では見られない蝶で、すぐ種の見当はついた。
Photo-01 白い花は . . . 本文を読む
カテゴリー〔山歩き〕
苗場山は山頂であっても森林限界を越えてはいない。さらには針葉樹だけの世界ともならず、紅葉する広葉樹などが混じる混合林であった。クマザサも広く地面を覆うが、標高の低い地域とはかなり違う風景なので、遠くまで見通せる視界の広い場所では非日常のそれとなる。
樹種は『花かおる苗場山』(ほおずき出版)である程度説明しているのを見たが、木本類は全くダメな自分であるし、山野草の撮影と . . . 本文を読む
カテゴリー〔山歩き〕
山頂周辺に広い湿地を持つ独特の姿をする山。天気がよければ山上に広い庭園を持つ山だ。この日の天候は残念だが、それでも山頂を目指して歩きながら見る風景は良い。たくさんの池塘は苗場の由来になったように聞く(記憶違いかもしれぬが)。
その風景の撮影は大変で、あれこれ構図がどうのこうのとか、角度が変わって見える風景に的が絞り込めない。かんりにんは主に山野草目当て . . . 本文を読む
カテゴリー〔山歩き〕
8合目を越えてもまだ少し急登があるが、次第に植生が変わる。クマザサが支配的な緩傾斜地へと変わっていくのだ。やっと来たかなと、苗場山の特徴である広い湿原のことを考えると少しの達成感を感じる。そんな頃、登山道脇にイワショウブの白い花だ。(浅草岳でも見たことがあるが、)後にキンコウカかなと思われる黄色の花も混じった。
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カテゴリー〔山歩き〕
「花弁を白い髭に例えた」とヤマケイのハンディー図鑑は書いている。さらに、山地の谷沿いに生えるとあり、分布域からも外れていないのが確認される。ウメバチソウは佐渡でも、ここ苗場山の散策(3合目の駐車場付近)でもよく見かけたものだが、シラヒゲソウは初めてだった。とにかくいつか見たい、撮影したいと憧れる種の一つであった。
見かけたのは鎖のある岩が続く場所。『花かおる苗場山』( . . . 本文を読む
カテゴリー〔山歩き〕
以前から『花かおる苗場山』という書を見るのが楽しみであった。登頂もしないのに何度も苗場山を訪れたのは、紹介される草花を実際見たかったからである。ただ、山頂あるいは近くの湿原まで行かねば見られない種が多く、いずれは苗場登頂という(課せられた宿題)思いはここからくるのだった。
見られる山野草には、季節のことや位置的(標高なども含めて)な差異だけではない違い . . . 本文を読む